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韓国、南大門市場には”完璧な偽物”がたくさん?【偽ブランド】

2017年10月28日

こんにちは、韓国旅行に行ってきた人間です。

さてさて。先日、韓国の屋台の記事を書きましたが、今回は韓国の市場の紹介をしようと思います。

 

屋台の方はほんとにお祭り状態の賑わいで、毎晩これだったら凄いな、楽しそうだな、と、ポジティブな印象を受けました。金曜夜に行ったせいかも知れませんけどね。チェーン居酒屋で酔っ払って強気になった学生やサラリーマンがのたうちまわる東京の繁華街よりも私は好きでした。

では、市場はというと…。

とりあえず凄く面白い場所ではありました。ただ、偽物が凄い。偽物の量が、ほんとに。

もはやたくましいですね。


完璧な偽物を売る”南大門市場”

韓国旅行最終日に、南大門市場というところに行ってきました。

大通りから一本裏に曲がると、上の写真のように国旗がズラーっとはためき空を彩り、地上にはとにかく店が立ち並びます。店じゃないところはどこにもないレベルです。雰囲気はアメ横に近いですね。

普通のなんにも怪しくない大通りを一本裏に入るだけで、急にこの市場になるのが面白い。

 

闇か光か

これだけ見るとこれまたお祭り風のポップな商店街にも見えるのですが、実際には闇を抱えた商店街です。まあ、全体的な印象としては”闇を闇と捉えず、たくましく明るく商売をしてる”という感じでしたが。冷静に深く考えると闇ですね。

闇だのなんだのとRPGかよ、なんのこっちゃ、と思われると思うのではっきり言うと、要は偽ブランド品」が大量に売られているわけです。しかも堂々と。

 

裏道とはいってもたいして狭い道でもなく、韓国人も観光客も(日本人が多く見えたものの、西洋系の人などもたくさんいた)混雑するほど大量にいる道で、堂々と売っているわけです。

これはまあ、恐らく違法ですよね。そして、それを買う行為も違法になり得るわけです。

どれくらい似ているのかなどによって、実際に違法になるのかどうかが変わるのかも知れませんが、本当に堂々と大量に売っています。ブログに書くことなのかちょっとわかりませんが、書いてみています。

まあ、偽ブランド・コピー品じゃないもの、もしくはそうは見えないものも売ってはいます。

上の写真はオリジナル品かも知れませんよね。よくわかりませんが。

この辺もどうなのかわかりません。オリジナルかも。

ただ、オリジナルを売りにしている店は基本的にありません。皆無かな。

 

完璧な偽物

この市場を歩いていると、凄く頻繁に客引きされます。日本語で客引きされます。そして、9割がた同じ文言です。

「お兄さん、完璧な偽物アルヨ」

「いいものは隠してる。ヒミツにしてる。奥にアルヨ」

まあ、こんな感じの二つですね。特に、完璧な偽物というフレーズはそこら中で聞きました。

恐らく、店先に並べているのはギリセーフかも知れないコピー品を並べていて、本当にやばい偽ブランドは店の奥だとか、怪しい階段の上だとかに隠しているんじゃないかと思いました。

ブランドの人が聞いたら、長年かけてつくったブランドをこんな簡単にコピーして汚されて侵食されて、腹が立って仕方ないことでしょう。ただ、一般ギャル的には「完璧な偽物ってなんだよ、うける」で終わるかも知れません。むしろ、面白いし比較的安いしで買っちゃう人もいることでしょう。

トトロ的なものもありましたが、正式な経路で売っているのか、これもコピーなのか、もはやよくわかりません。違法と合法が入り混じってます。

しかし、この市場をしばらく歩いていると、”完璧な偽物”が、非常に酷似したコピー品なのか、違法に手に入れたブランド品を完璧な偽物として販売しているものなのか、という疑問も沸いてきました。答えは知りません。(他の人のブログを見ると、よく似たコピー品っぽい感じでした。そして、知ってる人が見れば偽物とちゃんとわかる程度のレベルだそうです)

 

フレンドリーな客引き

実際、一度客引きについて行ったら、怪しい階段があるところに連れてかれそうになりました。しかもすごく明るく、フレンドリーに、握手とかしながら。

ただ、断っても無理やり連れてかれるということはなく、ずっとフレンドリーかつ丁寧でした。未来顧客になり得るからかも知れませんね。

その他、写真を撮っていたら「撮ってあげようか」とにこやかなおじさんに言われて、撮ってもらってもその後、特に客引きされはしなかったりと、全体的に楽しそうで明るいです。詐欺師ほど接客が丁寧だというのはあると思いますが、雰囲気が全体的にポップ。

「これの意味は何だ、根拠は何だ。本当にそれをやる必要があるのか」

と、いちいち言われて資料作成と会議の繰り返しで人間の時間と精神を削り、そしてそれは結局会社全体を削り、イコールつまりは社会が削られるとう構造に陥っている日本とは、マインドが違うのかな、と感じました。まあ、違法ですけど。

 

生きるために売る

「生きていくためにやっている」というわかりやすい構造の世界だから、ルールを犯せば恐怖が待っているし、売れなければ食えずに死ぬし、売れて食えればそれでいいしと、明確なのでしょう。

だからたくましく、強く、明るい雰囲気も持っているのかなと。夜に行ったらダークで暗く、恐ろしい雰囲気の可能性もあるので、軽々しく決めつけることはできませんが、いろいろと思うところはありました。

ただ、あまり油断して歩いてるとぼったくられて終わると思うので、フレンドリーだからと言って、”いい人”というわけではないので、そこは注意。

 

キッズゾーンも

少し話が変わりますが、道路に絵が描いてあるゾーンがありました。

かわいいかたつむりのイラストです。

なにかな?と思っていると、そういうのが増えていき…気づいたら私はキッズ服ゾーンにいました。

親子連れの家族でこの市場に買いに来ている人がたくさんいて、不思議な気持ちになりました。観光客も多かったですが、韓国人もいたように思います。韓国人の旅行客かも知れませんけどね。

キッズゾーンが偽ブランドだらけなのかどうかはちょっとわかりませんでしたが、不思議な空間だなあ、と思いましたね。

ちなみに、上の写真に写っている交番風の場所は確か、監視カメラを見てる監視所だったと思います。一応治安に配慮してるんだなと。偽ブランドを盗まれたら困るから、ということでもありますけどね。

 

 

まとめ

結局私はオリジナル品の扇子かなんかなどを、いくつか買いました。ちょっと安いくらいの値段でしたね。

あえてこの南大門市場の深い事情は調べずに、いち観光客として色々書いてみました。観光でふらっとここに来る旅行客は、そこまで考えずに来るわけで、今回はそういう視線で書きたかったので。

南大門市場に行こうとしてる人のほとんどは「ここで売られている偽ブランド品が違法なのかどうなのか、果たしてどのように仕入れているのか、国は対策をしているのか」を解明しようとしてる人ではないですからね。

そうは言ってもここに行くと、嫌でも少しはそういうことを考えると思いますが、なんも考えずに行っても間違いなく楽しめる場所でした。

何も買わずに楽しむも、客引きにぼったくられてしまうも個人個人の問題なので、韓国に行く方にはぜひ訪れて欲しい、そんな場所でした。

場所でしたよ。では、そんなところで。

 

↓同じ旅行中に行った、韓国の元気な屋台についての記事

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