どうも、最近リサイクルに無我夢中な管理人です。
リサイクルというと空き缶を拾って溶かしてもっかい空き缶にしたり、1時間噛んだガムを紙にくるんだ後やっぱり思い直して砂糖水に漬けて2時間後に再び噛んだり、輪廻転生したりするようなことを思い浮かべると思います。
それらは大いに素晴らしい行為なので是非みなさんにもやっていただくとして…この度、やってはいけないリサイクルが発見されました!
それは…
ブログの記事タイトルのキーワードのリサイクル
です。
同じキーワードをブログの記事タイトルで使いまわすのは危険?
実は最近、私はこのブログで公開している音楽素材・無料BGMの楽曲紹介記事を書いています。曲の数だけ記事を書くので、「シリーズもの」「連載もの」ということがわかるようにと思い、すべての記事に同じキーワードを入れていました。
たとえば…
- フリーBGM素材紹介|洋楽風の曲「May Kyoku Be」
- フリーBGM素材紹介|運転席のシーンに!「交響曲第五番 ”運転”」
- フリーBGM素材紹介|歌物・フォークソング「オハヨウブス」
こんな感じです。こうすると一連の記事の関係性がわかりますからね。
同じ趣旨の記事なのに全部まるっきりタイトルを変えてたら、タイトルはネタ切れになるし、見た目にも綺麗じゃないし、読む側にもわかりにくいだろう。そう思ってのことでした。私は良かれと思ってやったのです。悪意なぞありませんでした。菩薩のような顔でやってたんです。
…が!
それがどうやら、SEO的によくないのではないか、という情報を見つけてしまいました。
というか、ちょっと気になって調べたら、そういう情報ばっか出てきました笑。
SEO的によくないと警鐘を鳴らすサイトたち
「複数記事 同じキーワード」とかで検索すると、結構色んなサイトで注意喚起をしています。色々と引用して、その危険性、何が悪いのかを解説していこうと思います。
最初はブログマーケティングに関する記事を書いているサイトから…
突然だけど、あなたはこんなシリーズ的なタイトルのつけ方していませんか?
- 僕がめっちゃおススメするラーメン店(その1)
- 僕がめっちゃおススメするラーメン店(その2)
- 僕がめっちゃおススメするラーメン店(その3)
そうそう、なんか連載物で、1回に書ききれない場合ってありますよね。『シリーズ』的な記事とでもいいましょうか。こういうシリーズタイトルってめっちゃもったいないんです。SEO的に言うとです。
まず、シリーズ的な記事はSEO的にもったいない! という情報が出ました。もったいないだけならまだしも…
「本気で集客したいなら絶対にダメな記事タイトルパターン」をいくつかご紹介しますね
パターン1:〇〇〇の方法1、〇〇〇の方法2、〇〇〇の方法3…
これは、ノウハウ系の記事をシリーズもので書いている方が良くつける記事タイトルのパターンですが、Google等の検索エンジンの評価を下げる最悪のパターンです。
引用:必読!絶対にやってはいけないブログ記事タイトルのつけかた3パターン
最悪のパターンとまで言っているサイトすらありました! 同じキーワードで色んな記事を書くと、Googleからの評価を下げてしまうようです。
本当かよ? ということでもっと検索していくと、実体験が載っているようなサイトも出てきます。
例えば、以下のようなタイトルの記事を沢山書くと次第に検索順位が落ちていき、いずれ「オートキャンプ」や「家族」で検索されなくなります。
(家族でオートキャンプ)今度はどこに行こうかな。
(家族でオートキャンプ)夕食はカレーにしました。
そこで記事のタイトルから特定のキーワード(上の例のカッコ部分)を抜いたところ、3日位前から検索結果に表示されるようになりました。
もっと読み進めると、「例外もあるようです」的なことは書いてありますが、あまり推奨はできなさそうですね。
では、なぜNGなのか?
その辺り含めて、同一キーワードに関することをまとめたサイトも出てきたので、引用してみます。わかりやすいです。赤ペン先生のようです。
同じキーワードで複数の記事を書く場合は、
複数のブログでの実践を行った方がいいです。その理由としまして
1、同じキーワードで記事を書いても上位表示に有利にならない
2、重複コンテンツと判断され、ペナルティの可能性が高まる
3、同じキーワードで複数の記事に分けられると、
訪問者としては「一つにまとめろ!」と感じる可能性が高い4、複数の記事に分けられるほどのコンテンツがあるなら、
それを一つの記事にまとめることで、
文字数もかなりの記事になるので、結果的に質が高くなり、
検索結果の上位に表示される可能性が上がるというのが挙げられます。
引用:同じトレンドキーワードで複数の記事を投稿した方がいい?
…うーむなるほど。説得力ありまくりで納得ですね。
私はこのブログ全体を「フリーBGM」「BGM素材」というキーワードでの検索に強くしたい…という考えもあって、
- フリーBGM素材紹介|洋楽風の曲「May Kyoku Be」
- フリーBGM素材紹介|運転席のシーンに!「交響曲第五番 ”運転”」
- フリーBGM素材紹介|歌物・フォークソング「オハヨウブス」
こんな風にしましたが、こんなことをしても「フリーBGM」「BGM素材」という検索キーワードに強くなんぞならないということですね。
むしろ、「重複コンテンツ」とみなされて検索順位の低下を招く可能性があり、SEO的によくない! ということになります。ああ、なんたる愚かなリサイクルをしてしまったものです。
他のサイトでも「重複コンテンツ」とみなされる危険がある、と書かれています。
重複コンテンツとしてみられる可能性がある
検索エンジンは、同一サイト内に、同じような内容が複数個ある事を嫌います。
ひとつの検索語句に対して、最適な答えを返したい訳ですからね。
Googleは重複コンテンツ、コピーコンテンツに厳しくなっていますから、そこが影響してそうですね。
更に、そもそもあるキーワードで検索結果に表示される同一ドメインの数は上限があるので、その観点からもよくないですね。それがつまり、「SEO的にもったいない」ということなんでしょう。仮に「BGM素材」で検索して、私のブログの記事が上位50個くらいを独占してたら邪魔くさいですからね、そういうことは起きないようになってるわけです。
というわけで、ここまでの情報を踏まえると、シリーズもの記事や連載記事でも、統一した特定キーワードを全てに入れるのは避けた方がよいと言えそうです。
シリーズ記事とアピールしたい場合は成す術なしなの?
しかし!
それでもやっぱりシリーズものということはわからないと残念です。まったくシリーズっぽくないタイトルなのに「クリックするとどれも音楽素材・BGM素材の紹介記事だらけ」…てな状況になると、やっぱり利便性が悪い気がします。
そこで、改善策も紹介します。
キーワードを右(最後)に持ってくるといいかも
ブログ記事のタイトルで「重要キーワードをなるべく左(最初)に持ってくる」というのはSEO的には結構有名(常識?)だと思います。これは、タイトルの左のキーワードほどGoogleが重要視するからですが、逆に言うとタイトルの右側のキーワードはさほど重要ではない、ということになります。
つまりこういうことです。
連載物アピールをしたくて全ての連載記事のタイトルの左側に同じキーワードを持ってきてしまうと、「重要キーワードが同じな記事がたくさんある」という状況になり、重複コンテンツ扱いされやすくなってしまう。
しかし、全ての連載記事のタイトルの右側に同じキーワードを持ってきて連載アピールする分には、各記事ごとの重要キーワードは別々になるから、重複コンテンツ扱いされにくい。
…ちょっとわかりにくいですかね。つまり、
- フリーBGM素材紹介|洋楽風の曲「May Kyoku Be」
- フリーBGM素材紹介|運転席のシーンに!「交響曲第五番 ”運転”」
- フリーBGM素材紹介|歌物・フォークソング「オハヨウブス」
という風にしていると、上記三つの記事の重要キーワードは全て「フリーBGM」とか、「BGM素材」だとみなされる可能性が高いため、重複コンテンツ的な扱いになる確率が高まります。
なので、「フリーBGM素材紹介」という、連載記事を表すキーワードをタイトルの一番右に持ってくるとよいということです。
- 洋楽風の曲「May Kyoku Be」|フリーBGM素材紹介
- 運転席のシーンに!「交響曲第五番 ”運転”」|フリーBGM素材紹介
- 歌物・フォークソング「オハヨウブス」|フリーBGM素材紹介
こんな感じです。
ただ、こうするならせっかくなので、重要キーワードを入れつつ煽り文的な要素も入れてしまうと尚よさそうです。そうすると記事が長くなるので、代わりに一番右の連載記事アピールのキーワードを減らします。どうせ重要じゃないんなら短くしてもいいでしょう。
記事タイトル改善後
これでどうでしょうか。
- アノ名曲が蘇る?洋楽風ナンバー「May Kyoku Be」【BGM素材紹介】
- 運転席の扉を叩く音がするシーンに「交響曲第五番 ”運転”」【BGM素材紹介】
- 超泣ける!切ない別れのフォークソング「オハヨウブス」【BGM素材紹介】
要は、普通の記事と同じで、各記事ごとに検索流入・SNS拡散をそれぞれ狙っていく…ということですね。尚且つ、タイトルの最後を見ればシリーズ記事だということはちゃんとわかるという仕組みです。
こうしてみると、確かに改善後の方がアクセスが増えそうな気がしますね。
目次ページを作る
ちなみに、もう一つ更なる対策法があります。改善策というか、違うアプローチって感じです。それは、「目次ページを作る」ことです。
これをやれば、もはや全部の記事タイトルが完全に違っていても連載感・シリーズもの感は演出できます。たとえば次の三つの記事。
- アノ名曲が蘇る?洋楽風ナンバー「May Kyoku Be」
- 運転席の扉を叩く音がするシーンに「交響曲第五番 ”運転”」
- 超泣ける!切ない別れのフォークソング「オハヨウブス」
このままだと連載記事感はやっぱり薄いです。カギカッコで囲ってるのが曲名かな?と、なんとなくわかるくらいです。なので、これらの記事を目次でまとめる記事を別に作るというわけです。目次ページ、目次記事ですね。
たとえば「BGM素材まとめ! 全曲一覧&徹底解説」みたいな記事を作ったとしたら、その記事内でこんな感じにするわけです。(実際にはもうちょい凝るけど。)
BGM素材まとめ! 全曲一覧&徹底解説
当ブログで配信している音楽素材の紹介記事を全てまとめました! タイトルクリックで解説ページへ飛べます。
BGM素材一覧
- アノ名曲が蘇る?洋楽風ナンバー「May Kyoku Be」
- 運転席の扉を叩く音がするシーンに「交響曲第五番 ”運転”」
- 超泣ける!切ない別れのフォークソング「オハヨウブス」
- …
そして尚且つ、各記事の最後に、次の記事へのリンクや、この目次ページへのリンクを貼る…というわけです。そうするとかなり連載記事感・シリーズもの感が出せると思います。
もっと詳しい話は、上の方で紹介した下記ブログに書かれているので参考にしてみてください。というか、私もここを参考にしました。
⇒参考:ブログでシリーズ物のタイトルのつけ方をしているなら注意!SEO的に逆効果だよ!
これらをやれば、効果的に連載記事やらシリーズもの記事を書いていけると思います。連載記事が増えれば増えるほど後から修正するのが面倒になるので、気付いた人は早めに軌道修正しちゃいましょう!
Googleの方針が変わる可能性もありますが、変わったらまたそれに合わせて修正すればいいのです。面倒だけど、Googleの多大なる力を借りてアクセスを得ている以上、吾らは微弱な人間どもにすぎないのです…
⇒関連:神楽坂の裏通りに潜む、そぼろ丼が美味しい懐石屋「吾」
あとがき
とりあえずこのブログは現在、音楽素材紹介記事と、無料小説記事が連載・シリーズもの系なので、目次記事を作るか検討中です。無料小説の方はそもそも検索での直接アクセスを狙ってないから、全部no index、no followしちゃうって手もあるな~とか考えてます。
無料小説記事の方は、分割掲載してる長編は少なくとも目次記事が必要なので、それをさらに目次記事にまとめるとなるとちょっと面倒な構造ですが…まあ、色々試してみようと思います。
…てなわけで、しれっと音楽素材の宣伝も織り交ぜたので、皆さんぜひ聞いていってね!!
そして音楽素材を色々聞いていくと、実はそれもまた他のコンテンツの潜在的宣伝に繋がってたりなんかして、しかもそのコンテンツすらもあるものの抽象的宣伝で…と、なかなかにマトリョーシカのような構造なのがこのブログです。宣伝と言っても、広告収入ではなくて作品の宣伝ですけどね。
まあ、せっかくなのでよかったら色々見ていってください! ではまた!
ー続くー
ちなみに、SEOをまじめに学ぶならこんな本がお勧め。