さて、今回は競輪についてです。
元ママチャリ至上主義、現ロード大好き、自転車人間三文享楽です。
競輪と聞けば、自転車のレースくらいのイメージはつくと思います。
ママチャリではなく、レーサー用の自転車にまたがり、ピチピチのユニフォームを着た太もも中心に筋肉隆々としたカラフルなレーサーが走っている光景くらい思い浮かぶでしょう。
その通りです。それが競輪です。
最近では、「顔より太もも」のキャッチフレーズの元、女子競輪が話題になりました。スポーツ選手の太ももが好きな方にはたまりません。そもそも、女子のスポーツ選手、太もものむちむちとは…(グーグルの規制にひっかかりそうな話になりそうなので慎みます。)
競輪場ってどこにある?
ではでは、全国の競輪場をまとめます。
- 北日本:函館 青森 いわき平
- 関東 :弥彦 前橋 取手 宇都宮 大宮 西武園 京王閣 立川
- 南関東:松戸 千葉 川崎 平塚 小田原 伊東 静岡
- 中部 :一宮 名古屋 岐阜 大垣 豊橋 富山 松坂 四日市
- 近畿 :福井 奈良 向日町 和歌山 岸和田
- 中国 :玉野 広島 周防
- 四国 :高松 小松島 高知 松山
- 九州 :小倉 久留米 武雄 佐世保 別府 熊本
そうなんです。
意外に全国各地にあるわけです。
競輪、実は日本のプロスポーツの中では最も選手数が多いとされています。
そりゃ、多いですよねえ。
40カ所以上の戦いの場所。
全国に6カ所しかないオートレース場と比べると、圧倒的な数ですよね。いや、2016年3月に船橋オートレースが廃止になったから、いまや5カ所ですな。
ちなみに、全国の競馬場についてはこちらの記事をどうぞ↓
レースの進み方
漠然と一から記事にしても面白くないので、他の公営競技と比較しながら進めていきたいと思います。
競馬や競艇との違い・その1「先頭誘導員」
他の公営競技と違うところ、それは人間自身が原動力となってレースをするということです。ええ、原動機のあるオートレースや競艇、競馬?と違って、先頭にいる者ほど強烈な風の抵抗を受けて走りにくくなるわけです。
そこで、
先頭誘導員と呼ばれるレーサーではない自転車乗りが存在するわけです。
スタートから残り1周半から2週半近くまでを選手と同じように先頭誘導員が選手の前を走るわけです。
先頭誘導員と呼ばれるからには当然選手の先頭を走るわけであって、選手が先頭になることはありません。つまり、先頭誘導員がどくまでは選手は勝手に爆走できないわけですね。そこまでは、先頭誘導員以下での勝負が繰り広げられるわけです。
競馬や競艇との違い・その2「ライン」
実際にはないでしょうが、「競輪は八百長が起こりやすい」と言われるのは、このライン制度があるからでしょう。
これを八百長と言うならばどこまでの個人プレーが八百長やねんとなる気がしますが、まあ制度的にそう批判されることもあるわけです。
ちょいややこしいので、wikipediaを引用します。
周回中に選手が組むチームをラインといい、レース展開を形成するもととなる。スジともいう。かつては強い先行選手の後ろに力のある追い込み選手がつく場合が多かったが、1983年のKPK制度導入や1988年に累積事故点の罰則があっせん停止を含むものになる等強化される等の経緯によって、現在のような地区別のライン形成が定着したとされている。
ラインは一般に、各選手が練習場所とする競輪場や所属する選手会といった地区単位で形成されることが多いが、中には競輪学校の同期生同士(同班同室の場合や、地区にラインがない場合に組まれる)、世界選手権・オリンピックに出場した選手同士といったパターンや、同地域の選手がいない者同士がやむを得ず組むパターンなどもある。
(wikipedia「競輪」より引用)
なんのことか。
要は、個人プレーにもかかわらず、チームを組んでそのチーム全員が勝てるように駆け引きしつつ勝負するようなわけです。
個人プレーにしては珍しいですよね。
そんなん同じチーム内で今回は誰を勝たせようとか話されてたら知らんがな、と思われるかもしれませんが、選手それぞれが優勝を目指しているのだから、そんなことはありません。
いや、信じられないというのならば、それも含めて予想すればいいだけの話です。
そうです、競輪は他の公営競技と違い、選手の出身地、同期生を研究し、同じレースを走る選手同士の関係性まで考慮しなければならないのです。考えることが多くて大変だと思うのではなく、考える要素が増えて予想の幅が広がって楽しい、こう思っていただければと思います。
こう楽しめる方が、競輪に向いている方です(もちろん、見る方)。
競馬や競艇との違い・その3「ライン」
競輪の試合を見てると、ジャンジャン、ジャンジャン、ジャジャジャジャジャジャーンと鳴ります。そう、名前の通り、それです。
ジャンとは、先頭の選手が残り1周半を通過したときに、打ち鳴らされる半鐘のことです。ジャンジャンと音がするので、これを通称「ジャン」と呼び、先頭選手がゴールラインを通過して残り1周となるまで鳴らされ続けるのです。
これが鳴ると、ラストスパート。
風の抵抗を最も受けないように後ろの方でゆっくり走っていた選手も全力疾走のダンシングが始まるわけです。
競輪で最も興奮する場面は、半鐘の音と共に湧き上がる歓声と猛進するレーサーを見るこの瞬間でしょう。
その1~3
さて、どうでしょうか。
このあたりが他の公営競技と違って、特に面白いところだと思います。
制度だけではつまらないので、競輪場の紹介を。
私が行ったことのある競輪場の紹介
まずは…
前橋競輪場
です。
ミッドナイトが開催されるときは、ここで走るんでしょうね。
登利平という、群馬では有名な鳥めし屋さんがあります。
鳥めしではないですね。
そう、これはジャガイモ串と串カツ(食べかけ)です。
大宮競輪場
これは食事ではありませんね。大宮競輪場です。
天ぷら付きおにぎり(360円)
このおにぎりに天ぷらがのっただけの武骨なスタイル!
モツ煮とビール
「公営競技場の飯はまずい」とよく言われていますが、私は大好きなんですよね。
取手競輪場
これが取手競輪場です。
これも取手競輪場。
取手競輪場のミニカツ丼100円です。
やっぱ急に活気づきますよね!
こういう展示コーナーも楽しいですよね。
宇都宮や小田原なども行きましたが、また後ほど。。
以上、競輪場の雰囲気と、食事の状況をお伝えしました。
「いや、飯の様子伝えたかっただけじゃねえかよ!」
そういや、競輪マンガで私が読んだことのあるのはこちらのみ。
競輪の制度や、競輪に賭ける周囲の方々の様子が分かって面白かったですよ。
競馬についての記事はこちら↓