休日は自宅から遠めのラーメン屋さんに行って、食べ比べをする。
少ない趣味、狭い小市民的な発想、世界に目を向けられない一般人。
後ろ指を差されて、陰で悪口を言われ、飲み会に呼んでもらえなくても寡黙にラーメンの研究をする。
そんな人がいれば、こう呼ばせてください。
ラーメン同志
私は近場から遠めの場所まであらゆるラーメン店を制覇したいと思っているラーメン人間です。この記事では埼玉県北部のラーメン屋をいくつかまとめさせていただきます。
麺や 頂
こちら、埼玉県の本庄市にある人気店で、
駅からは遠めです。
車でラーメンはしごを考えている方には、是非おすすめです。
ここへ来るまでにもぐるなび上位に挙がってくる人気ラーメン店があるので、目移りが大変でした。
さてさて、早速ですが。
豚骨ラーメン720円
モツ煮丼(中)300円
生ビールとお通し的なつまみ500円
最初の一杯を見てみて想像がつくかもしれませんが、いやあ、やっぱりチャーシューですよね。
豚を何時間もかけて煮込んで作り上げたスープとチャーシューなんだろと思い食べて調べてみればやはり!8時間以上かけて煮込んだ豚骨100パーセントのスープだそうです。
濃厚な豚骨を感じられるのに、ドロドロやギトギト感がないのは、煮込んで作り上げられた賜物であることが感じられます。
で、麺が意外に細めでしたね。いや、まあ、白い豚骨という点では細麺であっても意外でもないのですかね。博多ラーメン的な細さの麺に、じっくりと旨さが染み出たスープ。これはもう豚骨ラーメン好きにはたまらない一品です。そうですな、考えてみればこのどっしりとした豚骨出汁にはこれくらいの固い細麺でなければ麵が生きない、うん。いやあ、色々と考えてしまいましたよ。
そして、モツ煮もやはり美味しかった!
せっかくなので、モツ煮丼とセットでラーメンをおすすめします。カロリーの高い油物をガッツリと食べたい方には是非お勧めする一品でございます。
ラーメンもご飯ものもそれなりに種類が多かったので、何度か通って楽しめるはずですわな。
優勝軒
埼玉県の熊谷市にある人気店で、こちらも、
駅からは遠めです。
車のラーメンツアーをする際には、是非おすすめです。
また大勝軒系列かあ…と地方に大量進出しているラーメン店を見て思いますが、それでも店が増えているのにはわけがあります。それは、
美味しいからです。
そして、そんな大勝軒系列に飽きながらも、なんだかんだで定期的に各店舗を廻り、私が通い続けるにはわけがあります。それは、
美味しいからです。
くせになるからです。
曜日ごとに安くなったりするサービスがあるからです。
餃子(曜日割引でこちら100円)
さて、上にあります写真は
富士らーめん790円 でございます。
醤油、味噌、辛味噌味があり、写真は辛味噌です。 無料で野菜とにんにくと背油を増やせるので、全て増やしました。
まあ、ニンニク祭でしたわ。思った以上に、汁もどろっどろで、辛さと脂も最適、こってりガッツリなごってりを食べたい方にはお勧めの一品です。注意書きとしては、しばらくニンニクにやられますね。
大勝軒のつけ麺のイメージが、噂で聞くよりドロドロというわけでもなく、出汁的にもそれほど油ぎったものではないと油断していると…っていうところです。
味的には、ラーメン次郎やラーメン大よりも強烈に感じますな。やはり、辛味噌の影響でしょうか。お勧めですよ、これ。
常勝軒
大勝軒系列が出てきたので、もう一ついってしまいましょう。
本庄市にあります、
常勝軒本庄店。
いやあ、山岸さんがカッコいいー!
熊谷の優勝軒とは少し雰囲気が違いました。こちらは食券ですし。そして、
とんづけ しょうゆ 中盛 680円
しょうゆとしお、並盛と中盛は同一料金で選べます。
優勝軒の方は、セットメニューや曜日の特典で攻めていましたが、こちらはちょっとずつ違ったラーメンの種類で攻めているようでした。
なかなか冷めない脂の浮いた豚のつけ汁に、生のキャベツやネギが浮いているのはコクがあって旨かったっす!なんといっても、浮いている豚の脂にナマ野菜のさっぱりがあうのです。そして、
そこまで濃くないニンニク醤油
が我々の胃腸を壊すでもなく、優しくコクある満足感を与えてくれます。
いちご家
こちらも埼玉県本庄市にあるラーメン屋さん。
豚骨一本と書いてあるだけに、こだわりが楽しみです。
メニューとしては、醤油豚骨に塩豚骨、和風など、豚骨ベースで種類がありました。
ええ、豚骨醤油マニアとしては、当然に醤油を注文です。
豚骨醬油らーめん(太麺・790円)
細麺なら770円です。
そして、
焼きぎょうざ390円(全5個)
ええ、見た目として、まずそそられますな。
スープ一口目で違うと分かるのは、最近食べていた家系の油を表面に浮かせる系統とは違うということです。背油的な脂はどろりとしたスープにまんべんなく散りばめられ、丼場の中腹をすくうことで、スープへにじみ出た油と点在(浮遊というと浮いている感覚なので点在)する脂が一体となり、食べることが可能です。
海苔が入るのは、豚骨醬油として王道、しっかりマッチしました。
きくらげが入っていて、ほうれん草はなく、青ネギが散りばめられていて、ここが九州寄りな豚骨感となりました。
テーブル上にありました紅ショウガもまた九州的な豚骨オーラを出すに役立ったかも知れませんね。
表面の油ではなく、点在させた脂。
これもまた豚骨醬油を再確認させられるものです。
他に、トッピングとしては、チャーシュー二枚。
これは嬉しい。基礎メニューで790円と相場よりは多少上だが、トッピングが充実しているから安めとなるでしょう。
肉の感触を味わうというよりは、とろける系チャーシュー。肉の脂による旨みを更に感じられますな。
煮玉子の半分が乗っており、全体としては安めとなるでしょうね。白身には煮込みの色がつき、とろっとした黄色の半熟。当然に申し分ない味です。
結果として、トッピング的なコスパいい感じ、スープも三文好みなしっかりしたもの、全体的なバランスもとれており、また行きたいお店です。
もつ煮などサイドメニューも充実していて、今度は飲みたいものでした。
いちご家と家を使うからには、家系ラーメンを意識したのでしょうか。
麺道 奉天
深谷市にありますラーメン店ですね。
こちらがまた昼にやってたりやっていなかったり、私も少なくとも5回以上空振りしているお店です。
意気込んでくると、やっていなかった場合に落胆することが多いので、やってたら行けばいいくらいの気持ちで挑戦してみるといいかもしれません。
つけ麺(大盛り)
昼は中盛サービス、大盛も安くなります。
麺の道、麺道というだけあって、麺が旨いですなあ。こしもあって、食べれば食べるほど、麺の旨みを感じられます。ここ最近はラーメンを食べることが多く、スープから全体の調和を考えることが多かったので、久々の「麺を食べに来た」感覚です。
そして、この太麺を写真のような大盛り、ガッツリと食すわけですから、それはもうお腹がいっぱいになります。食べても食べても減らないつけ麺タイプを久々に食った気がします。
スープはこれを食べるにふさわしいつけ麺にしてはさっぱりめな味。水菜やナルトもあって、よりさっぱり感じられたのでしょうか。テーブル上の酢や唐辛子で味を調整しつつ、食べる感じです。まあ、最初に食べた感覚としてはスープにそれほど際立った特徴は感じられませんでした。
ここはスープやラーメン的な味の調和よりも、麺を楽しむ方にもってこいのお店に感じました。
秋桜(道の駅おかべ内)
こんな様子。
ねぎ味噌ラーメン800円
深谷ネギピリ辛ラーメン830円
さてさて、こちらは国道17号バイパス沿いにあります道の駅「おかべ」です。
向かって右側に行けば、直送と思われるたくさんの野菜があります。
そして、真ん中を見れば、ラーメンののぼり。
いいことですね。
深谷は深谷ネギが有名ということで、やはりおすすめは深谷ネギピリ辛ラーメンです。
赤いので唐辛子的な辛さももちろんあるわけですが、スープを飲むとどことなく懐かしい味。
普段ラーメンを食べている時には感じられないような磯の香りが感じられるのです。よく見ると、赤いぷつぷつ。
そう、おそらく明太子で辛さを出していますね。説明書きを見たわけではありませんが、そんな感じの味です。
で、また黄色い面が明太子で味を出した辛みのスープによく合うのです。ピリリと辛いネギもよく合います。
カツ丼850円
ラーメンを中心に売り出している店ですが、丼もたくさんあります。
こちらはソースや醤油の味付けカツ丼ではなく、卵でとじるタイプのカツ丼のようです。
↓カツ丼の種類をはじめ、多くのかつについて論じているのはこちらの記事。
↓巨大なビックカツを食べられるお店の紹介はこちら。
ということで、丼物も食べることができる、ラーメン屋さんでした。食堂みたいな感覚です。
ラーメン&らーめん一代元 上里店
こちらチェーン店になります一代元シリーズ。
ちょっと田舎にいけば、たくさんありますこのシリーズは、私も記録にとっていない頃に何軒かいっているお店であります。
そう、上里店はいかにも地元の食堂然とした店のたたずまい。
ここにも一代元があったのかと思わず入ってしまいます。
黒胡麻ラーメン(塩)税抜700円
味噌だと40円アップです。
鶏ガラベースで濃くない程度に味が出て、そして胡麻の風味があって実に旨い!
この黒い海から箸で引き抜かれた麺が実にいい。
黒くて濃いか薄いかも分からないスープですが、胡麻の味がしっかり出て、胡麻の味が出ているからこそ油っこくなく、食べやすい味でした。
正太郎
高崎線岡部駅前にある飲み屋
飲み屋ながら、ラーメンやパスタもあり、お昼はランチメニューが非常に魅力的。
豚骨ラーメン700円
豚骨チャーシュー麺850円
豚骨担々麺800円
ええ、飲んだ後には内臓に染み入りそうなこってりとした豚骨ラーメンです。
ネギにきくらげ、紅ショウガといかにも九州の豚骨ラーメンらしい豚骨ラーメンです。
ちなみに、
唐揚げ定食800円
などなどランチメニューは豊富です。日替わりもあるので、飽きずに通えます。
日替わり海鮮丼
マグロ・タコ・イクラの海鮮丼950円
そして、ボリュームが多いのが、嬉しいところです。
これだけのメインディッシュの量でありながら、小皿が2品もつくのです。
定食にしても満足、そして海鮮丼でも満足できるお店です。
ラーメン食えて、油物の定食食えて、酒飲めて、ふっふー!
これだけいい店見つけられたら言うことないですよね、ふふふ。
三文ぼやき
北埼玉のラーメン屋ということでまとめてみました。
関東地方の各地を定期的に巡回しラーメンを食べているので、随時エリアごとに更新できていけたらと思っています。
ああ、どうしてこうもラーメンやラーメンを取り巻くメニューは美味しいのでしょうか。
↓油多めなラーメンに飽きたのならばこちらで。
↓埼玉北部なら、この店の存在を忘れてはならない。
↓正直こういうのを飲みたくなる時だってありますわ。