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AFter Effectsでマズルフラッシュを合成する方法【チュートリアル動画付き】

 

こんにちは、もみじばです。

就職して半年、働いて寝るだけでツマンネーと思い、マンネリ打破のために映画を撮り始めたことがきっかけ。そこから映画制作にハマってしまった人間が私です。今、にこやかな笑顔で椅子に座りながらこの記事を書いてます。

というわけで、そんなにこやかな私が、ここではマズルフラッシュの作り方を解説します!^^

 


マズルフラッシュの作り方【After Effects / アフターエフェクト チュートリアル】

アクション映画、戦争映画、ゾンビ映画…様々な映画に欠かせないマズルフラッシュの、比較的簡単な作り方を解説します。

動画もあるので、アフターエフェクトを操作しながら見るなら、こちらがおすすめです。

以下、テキストと写真で解説します。

 

マズルフラッシュ合成の完成形

最初に完成形をお見せします。仕上がるとこんな感じです。

更に、マズルフラッシュと直接は関係ないですあ、色調をトーンカーブ等で調整して映画っぽくすると…

こんな感じになります。なんとなく映画のワンカットぽくなりますよね。

 

1. 素材を用意する

ここからは作り方を解説します。

まず当たり前なのですが、マズルフラッシュを合成したい動画を用意します。自分の場合は以下です。

そして、更にマズルフラッシュの素材も用意します。

私の場合はプロも使うAction Essentials 2という有料素材集を使用しました。

ただ、探せばフリー素材もあるので、それでも問題ないです。

海外のサイトですが、Footage Crateというサイトが無料で高品質な素材があって、おすすめです。

 

2. マズルフラッシュの表示タイミングと位置・大きさを調整

マズルフラッシュを表示するタイミング(フレーム)を合わせます。つまり、銃で撃つ瞬間ですね。

で、位置を銃口に合わせ、サイズもいい感じになるよう調整します。

私の場合、元動画の銃口が少し斜めを向いていたので、マズルフラッシュの素材を3Dモードにして、Y軸を回転させたりもしましたが、その辺はお好みです。

そして、マズルフラッシュの描画モードを「スクリーン」にします(お好みで、「加算」でも可ですが、ちょっと明るくなりすぎると思います)。

スクリーンにすると、柔らかく明るくなります。

↓描画モード「通常」

↓描画モード「スクリーン」

違いはこんな感じです。

 

3. 「グロー」でマズルフラッシュによる光を演出する

マズルフラッシュの下のレイヤーに、「調整レイヤー」を作成し、エフェクト「グロー」を適用します。

「グロー強度」を0.1~0.3くらいにします。「グローしきい値」は動画によって変わるのですが、20~40%くらいに下げます。動画暗い場合はこの数値を低めにするとよいです。

  • 「グロー強度」は0.1~0.3くらい
  • 「グローしきい値」は動画によって変わるが、20~40%くらい

次に、マズルフラッシュが出る瞬間だけグローエフェクトが聞くように、キーフレームを打ちます(マズルフラッシュが出るフレームの前後に、「グロー強度:0」のキーフレームを打つ)。

↓このようにグローエフェクトを適用すると、こうなります。

↓ちなみに、グロー適用前はこうです。

そんなに変わらないように見えるかも知れませんが、グローなしだと迫力不足になります。

ヘルメットを見ると、グロー適用時の方が光ってるのがわかりやすいです。

光らせたい部分だけをマスクで切る

このままでも悪いわけではないのですが、これだとマズルフラッシュで画面全体が光ります。

ですが、実際にマズルフラッシュの光が当たりそうな部分だけを光らせた方がリアルに仕上がります。

具体的には、ヘルメットの前面部分や、腕の手前の方などはマズルフラッシュの光が当たりそうだけど、銃の陰になってる体部分は光らなそうなど、そういう感じです。

…まあ、これは結構勘です!

で、マスクを切ると、このようになります。

緑のマスクで囲まれた部分だけがグローで光るようになります。

また、マスクを切った後は、境界線をある程度ぼかしましょう。そうじゃないと光ってる部分と光ってない部分がくっきり分かれてしまい、違和感が出ます。

私は大胆に、220くらいぼかしてます。

これで完成です!

 

完成!

最後にもう一度チュートリアル動画を貼ります。

この動画の最初の部分が完成形動画になってます。

YouTubeを見てみる >

(定期的にこういったチュートリアル動画を投稿しているので、よかったらチャンネル登録していただければ非常に相当嬉しいです。)

 

まとめ

さて、作り方を解説してきましたが、作り方は人によってけっこう違ったりするので、慣れてきたら色々と試してみると面白いと思います。特に、グローの部分はトーンカーブなどほかの方法でやる人も多いと思います。

それにしても、恐らく銃が出てくる映画・映像であれば、9割がたはマズルフラッシュが登場するんじゃないでしょうか。そして、銃撃戦があれば、マズルフラッシュはめっちゃ発生しまくるわけなので、マズルフラッシュの質や合成のスピードは映像のクオリティにけっこう大きく影響すると思います。

マズルフラッシュが出てこない=銃撃戦がないということになりますが、映画や映像作品に銃が出てくる場合、たいていは撃ちますからね…。撃たない銃なんて、食べない納豆と同じです。

 

てなわけで、この記事の通りにつくってももちろんよいのですが、試行錯誤する価値はおおありだと思うので、アフターエフェクトを色々といじってみると面白いと思います!

マズルフラッシュ以外にもアフターエフェクトについて、体系的に学びたいという方は以下の本がおすすめ。

 

では、そんな感じで!