こんにちは。ドラクエファンが高じてドラクエランキング記事を書いて「ドラクエ ランキング」という検索でここ数年1位を獲得し続けていてうれしい私です。私だよ~。
しかし、そんな私でもほとんど記憶から消えてしまっているドラクエが存在します。
それは、ガラケーのドラクエです。それも、本編をガラケー用に移植したものではなく、ガラケー専用のドラクエゲームのことです。
WEBサイト上でやるゲームもあれば、アプリもありました。
- iモード
- J-SKY
- EZweb
などの時代です。意味わかりますかね…?
とにかく当時、私は確かにガラケーで謎のアドベンチャーゲームみたいなドラクエをやりまくっていましたし、ガラケーでドラクエのレースゲームが出たときは妙な興奮を覚えていました(機種の問題でプレイはできませんでしたが)。
しかし、10年以上の月日が経ち、ガラケー自体が時代遅れの象徴のように扱われるようになった今、私は、そして世間はあのドラクエのことをすっかり忘れてしまったようでした。
しかし、先日なぜか急に思い出して「あのときやってたドラクエってどんなサイトでどんなゲームだったっけ」と調べたくなったのです。
しかしだがしかし!
調べてもなっっかなか情報が出てこない!
たいていのことは超詳しく載っている「ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki」にもあまり載ってなかったです。
あれ、夢だったかなとか、ほかのゲームと勘違いしてたのかな…なんて不安になったのですが、頑張って調べ続け、なんとか情報を整理することができました。
ネット上からガラケー時代のドラクエの情報が消えないよう、ドラクエ史の大事な文献としてこの記事を書くことを決意したのでありました。
では、非常にマイナーで貴重なガラケードラクエの情報をご覧ください。
ガラケー時代のドラゴンクエスト ゲームサイトまとめ
まず前置き。あくまでもガラケーであってスマホではありません。
死語なんじゃないかと思いますが、フィーチャーホンです。
こういう携帯電話のことです。
一周回って新しいですね。
ガラケードラゴンクエストの歴史
さて、ドラクエ本編のガラケー移植アプリは2004年から配信が始まっています。
ですが、そのずっと前、2000年からすでにガラケーでのゲーム配信はスタートしています。
どういうことかというと、ダウンロードしてやるタイプのアプリ的なゲームではなく、サイト上でやるゲームということですね。そして、本編の移植とかではなく、完全オリジナルです。
てなわけで、そういったゲームができた、ドラクエの携帯電話用ポータルサイトの歴史をまとめます。
・ドラゴンクエストNET(2000/5/12~2008/6/30) ※iモード専用
・ドラゴンクエストi(アイ)(2004~2006/12) ※最初はiモード専用
・ドラゴンクエスト モバイル(2006/12~2018/3/31)※ドラゴンクエストi(アイ)が改名、EZweb、J-SKYにも対応
これを見ての通り、2018/3/31をもってドラクエのガラケーは終わりを告げました。今はどうやっても遊ぶことができません。
代わりに2019年現在は、「ドラゴンクエスト ポータルアプリ(2013/11/28~)」がスマホ用サイトとして稼働しています。ゲームサイトではなく基本的にはアプリをダウンロードするためのサイトですが、闘技場というサイト上で遊べるゲームも一応存在しています。
ちなみに、ドラクエの全ガラケーアプリ・ゲームサイトは以下の通りです。
- ドラゴンクエストNET
- グランカジノ(iモード、2000年5月1日)
- カードのほこら(iモード、2000年5月1日)
- ドラゴンクエストカジノDX系列
- カジノデラックス(iアプリ、2001年5月21日)
- ドラゴンクエストカジノDX(J-スカイ、2001年9月12日)
- ドラゴンクエスト・カジノガルド(EZweb、2002年7月11日)
- スライムダービー(iアプリ、2001年7月16日)
- ドラクエカジノDX
- ドラゴンクエスト モンスターフレンズ (iアプリ:2002年8月19日)
- ドラゴンクエスト★バトルレース(ボーダフォンライブ、2003年10月15日)
- ナンバリング
- ドラゴンクエスト(iアプリ:2004年3月1日、EZアプリ:2004年8月19日、S!アプリ:2006年7月)
- ドラゴンクエストII 悪霊の神々(iアプリ:2005年6月24日、EZアプリ:2006年1月19日、S!アプリ:2006年12月)
- ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(iアプリ:2009年11月19日、EZアプリ:2010年4月22日)
- モンスターズ
- ドラゴンクエストモンスターズi/S/EZ(iアプリ:2002年1月28日、S!アプリ:2002年6月12日、EZアプリ:2003年3月6日)
- ドラゴンクエストモンスターズMOBILE(iアプリ:2006年5月22日、EZアプリ:2007年4月19日、S!アプリ:2007年10月1日)
- ドラゴンクエストモンスターズWANTED!(iアプリ:2010年11月24日、EZアプリ:2011年7月28日)
- 不思議のダンジョン
- ドラゴンクエスト 不思議のダンジョン MOBILE(iアプリ:2006年8月7日、EZアプリ:2007年4月5日、S!アプリ:2008年5月14日)
- ドラゴンクエスト もっと不思議のダンジョン MOBILE(iアプリ:2009年9月14日、EZアプリ:2010年4月15日)
- ドラゴンクエスト バトルロードMOBILE (iアプリ:2008年3月11日)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート MOBILE(iアプリ・EZアプリ:2011年2月3日)
※上記は、Wikipedia|ドラゴンクエストシリーズを参考に、一部修正しています。
iモード用、EZweb用などで名前が違っていても、中身はおおむね同じというものも多くあります。特にカジノなんちゃら系が多くて非常に紛らわしいので、いったん整理します。
当時、以下は同じゲーム的な扱いを受けているようでした。
カジノデラックス(iモード版:2001/5/21~)
ドラゴンクエストカジノDX(J-SKY版:2001/9/12~)
ドラゴンクエスト・カジノガルド(EZweb版:2002/7/11~)
※これらとは別に、さらにドラゴンクエストi内にドラクエカジノDXというゲームもあるっぽい。(参考:“スライム”をそろえてメダルを稼ぐ『ドラクエビンゴPLUS』の配信が本日スタート!)
ただ、それぞれのゲーム内容を見ていくとやっぱり結構違うので、個別に紹介していきたいと思います。
この記事でまとめるゲームは?
ガラケーのゲームと十把一絡げに言ってもいろいろあります。
本編の移植アプリなんかは今更紹介しても仕方ないので、上記リストの中からマイナーなやつだけを抜粋します。
- グランカジノ
- カードのほこら
- カジノデラックス
- ドラゴンクエストカジノDX
- ドラゴンクエスト・カジノガルド
- スライムダービー
- ドラゴンクエスト★バトルレース
独断と偏見により、これらを紹介します。古くて、なおかつ私が少し覚えてるやつを多くチョイスました。
では、ここからはニッチな情報ばかり書いていくのでどうぞよろしくです。配信停止したゲームをわざわざ調べて何時間もかけて記事にしてるんだから変な話です。
グランカジノ
まずは、最も古い「ドラゴンクエストNET」で配信されていた「グランカジノ」から。
ドラゴンクエストNETはiモード専用サイトです。当時私の携帯はツーカーでEZwebだったため、遊ぶことができませんでした。最近の人が読んだら意味が分からないですねきっと。まあ、そこはめんどいので説明放棄します。
ゲーム内容
iモード、2000年5月1日~
ドラゴンクエストNET内コンテンツ
月額100円
ドラクエおなじみのカジノです。ドラクエからミニゲームをつくるとなると、やっぱりカジノ要素は切り離しやすいですからね。
内容は、
グランカジノは、3つのカジノゲームなどをプレイできる。ゲームに勝つとゴールドやレアカードを入手でき、ゴールドはメダルに交換可能。ゴールドが貯まるとオリジナルのiモード用待ち受け画面やレアグッズが当たる。
こんな感じです。
ゴールドが溜まると携帯の待ち受け画面が買えたりする仕組みは、課金で強くなるスマホゲームよりも、むしろ面白い仕組みだなあと思っちゃいました。
3つのカジノゲームの詳細がわからないのが悔しいです。
後に「スライムキャッチャーDX」というゲームが追加されることと、以下のような画面があることから、3つの内の1つは「スライムキャッチャー」かなあ、と予想しています。
もうひとつはトランプのなんかとスロットっぽいです。
上記画像の出典元に、
グランカジノはスロットなどのゲームでゴールドを増やすというもの
引用:ドラクエがiモードに進出
という記述があるので、スロットなのかな、という予想です。
追加ゲーム
また、途中からゲームが追加されていき、徐々にカジノゲームの種類は増えていったようです。
2001/4/2からは「アントでGOGO!!」が追加。
レースを予想するゲームのようで、内容は結構渋い。競馬的。
4つの穴の中から1匹のアントが入る穴を選ぶカジノゲーム。レースは毎日開催され、月曜日~金曜日の5日間のレース結果を連続予想する「GOGO5」と、毎日のレース結果を予想する「GOGO1」の2種類の券が購入できる。
堀井雄二さんのギャンブル好きが反映されているのですかね…グランカジノはけっこう細かいところまで監修していたらしいので。
2001/6/1からは「スライムキャッチャーDX」が追加されました。カラーになりましたね!
見ての通り、クレーンゲーム的なゲーム。
釣り上げる際、スライムたちは暴れて逃れようとするが、クレーンが一番下まで下がり切った時にクレーンの“赤いランプ”が光ったら「ボーナス発動」のチャンスとなり、メラ、ラリホーなどの魔法をモンスターにかけることができる。
魔法(呪文)も使えるらしい。ゴールドを使わないで遊べるらしく、ゴールド稼ぎのために実装されたのかなと思います。
2001/11/5には「ファイナルアップ」が追加。
3つのサイコロの目の合計を予想し、偶数か奇数かを予想して当てる、シンプルなゲームです。
2002/1/18には「ファイナルアップHEAVEN」が追加されました。「ファイナルアップ」のVIP版らしいです。
どういうことかというと、ゲーム内での総資産が100万ゴールド以上ある場合のみ出現する「VIPゲーム」とのこと。
内容は、
サイコロ3つの合計値を予想し、結果がeven(偶数)かodd(奇数)を当てる。勝負は5回戦で、最初に与えられる3ポイントをどれだけ増やせるかによって配当メダルの量が変化する。
コースは、賭けられるメダルの上限枚数ごとに「ギラコース(30枚)」、「ベギラマコース(300枚)」、「ベギラゴンコース(3,000枚)」の3つが用意されている。
というもの。当時から廃課金者がいたんですね。月額制だから課金制ではないのかな、よくわかりません。
カードのほこら
こちらも「ドラゴンクエストNET」で配信されていたゲームの一つ。
iモード、2000年5月1日~
ドラゴンクエストNET内コンテンツ
月額100円
冒険感漂うゲーム名ですね。
このゲームの内容は、
「世界に散らばるカードを集め、最強のデッキを組む事が目的です。
行く手を阻むモンスター達を倒し、どんどんカードを手に入れましょう。余ったカードは商人の街で売れば、ゴールドが手に入ります。
そのゴールドをカジノで増やし、レアカードを買う手もあります。色んな方法でカードを手に入れたとき、闇の奥にとんでもなく強いモンスターが現れます。
こいつを倒して究極のコレクションを完成させよう。」引用:ドラほこを知らない方へ
というものです。
私がやっていたのはこれですね!
ずっと「なーんか昔、ドラクエのテキストだけでサイト上でやるアドベンチャーゲームみたいなのあったよな…」とぼんやり覚えてたのが、この「カードのほこら」だったとわかったときは結構興奮しました。自分の妄想かと思いかけてましたからね。
記憶だけで語ると、
暗い洞窟だ。どうする?
1 外に出る
2 まっすぐ進む
3 右に曲がる
4 左に曲がる
みたいな選択肢が出て、選んだ番号によって展開が変わるというゲームでした。頭にある程度どれ選んだらどうなるか入るくらいやったような気がします…ほんと記憶あいまいですが。
ちなみに、厳密に言うと私がやったのはこれではなくEZweb版のカードのほこらですが、内容は同じらしいです。
そして調べ続けていくと、なんとクリア後には他ユーザーとのパーティプレイができることが発覚しました!
ダーマの神殿で職業を選び、ルイーダの酒場で仲間(ほかのユーザーだ)を募り、冒険の旅に出る。ドラクエのファンにはたまらない内容だ。冒険中は次のアクションまでメールを待つタイプなので、パケット代もそれほどかからない。
メールを待つ、とかパケット代とかこの辺がかなり時代を感じますが、これくらいのテンポだと一日ワクワクしてられそうで今の時代だと逆に新鮮です。
私はここまではいきませんでしたね。なんか背景黒に白文字のテキストだった記憶だったんですが、勘違いなのかEZweb版はそうなのか…。詳細な部分の謎はもう解明できないかも知れませんね。
ちなみに更に画期的なことに、二つのゲームではゴールドやカードを共有することもできます。なので、せっかくなら両方同時にプレイした方が面白くなるようになってるというわけですね。
カジノデラックス
iアプリ、2001年5月21日~
月額300円
この辺から名前が紛らわしいですね。グランカジノとは別ゲームです。
カジノデラックスがドラゴンクエストNETで配信されていたのか、単体で配信されていたのかは調べてもはっきりはわからなかったのですが、以下の記事を見るに恐らく別のようです。
ドラゴンクエストNET内でも、ウェブベースのカジノゲーム「グランカジノ」が提供されているが、グランカジノでは1アクションごとに通信する必要があったのに対し、カジノデラックスではコインの交換時にのみ通信すればいいので、同社では大幅な通信費削減につながるとしている。
通信費の削減(パケット節約)をしてリニューアルしたイメージなのでしょう。
ゲーム内容
絵柄を4つ揃える「モンスタースロット」、スライムが数字を運ぶ「ビンゴゲーム」、モンスターリーチで配当が跳ね上がる「モンスタールーレット」の3種類が用意されていました。
リニューアルしてもまだまだ古い雰囲気のグラフィックですね。
追加ゲーム
スライムキャッチャーのiアプリ版、スライムキャッチャーDXが2002/1に追加されています。
iモードゲームであるスライムキャッチャーのiアプリ版らしいです。混乱しますね…。
「スライムキャッチャーDX」は,以前から公開されているiモードゲーム「スライムキャッチャー」のiアプリ版
スライムの色を予想して当てるゲームから、自分でスライムをつかむゲームに変わったようです。ただ、iモードゲーム版のスライムキャッチャーの情報が探しても全然出てきません。
グランカジノで最初から配信されていたゲームの1つが「スライムキャッチャー」な可能性があるので、それのiアプリ版という意味かな、と思っています。ちなみに、グランカジノでは「スライムキャッチャーDX」が2001/6/1から配信されています。混乱。
少し不確定な情報
さらに、「リーチスロット」「リーチスロットVIP」というものもあったようです。「リーチスロットVIP」に関しては2002/3/1配信の様子。ただ、
iアプリ「グランドカジノ」にて「リーチスロット VIP」を
引用:エニックス、新iアプリ「リーチスロットVIP」の配信開始「スライムダービー」の「ダンジョンアプリ」をバージョンアップ
という表記になっており、「グランドカジノ」というのが「カジノデラックス」のことを指しているのかが少し怪しいです。「リーチスロット」の配信時期については調べてもわかりませんでした。
グランカジノとの連動
ちなみに、グランカジノと一部連動している部分もあったようです。
なお、「ドラゴンクエストNET」の「グランドカジノ」、「カードのほこら」で貯めたゴールドやメダルは、「メダル銀行」でコインに交換すれば「カジノデラックス」でも使うことができる。
記事内ではまた「グランドカジノ」と書かれてますが、なんかたまにこの表記が使われてるんですよね。これが何を指すのかがよくわかりません。グランカジノではなくグランドカジノ?
ドラクエのカジノシリーズを総称して読んでるのか、混乱して表記を間違ってるだけなのか、それとも「グランドカジノ」という名称がゲームを探すメニューのどこかに使われてたとかなのか…真相はよくわかりません。
ドラゴンクエスト・カジノDX(J-SKY)
J-SKY、2001年9月12日~
月額300円
ドラゴンクエスト・カジノデラックスは、J-SKY用のゲーム(JAVAアプリ)です。
サービス開始時は「リーチスロット」「スライムキャッチャーDX」の2種類がプレイ可能でしたが、その後、ゲームが追加されていったようです。ここにも「スライムキャッチャーDX」が出てきました。
ちなみに、iモードの「ドラゴンクエストNET」とは違い、「カードのほこら」に該当するゲームは配信されていません。
遊び方は、
「リーチスロットDX」は、4つ並んだスロットの絵柄を揃えて遊ぶゲーム。実機のスロット同様、狙った絵柄でスロットを止めてリーチを待つといったテクニックも使える。両端が揃えば“リーチチャンス”となり、当たる確率がアップ。変身キャラクタ「マネマネ」が、プレーヤーの手助けをしてくれることもある。
「スライムキャッチャーDX」は、アームを動かしてモンスターをキャッチするゲーム。“ロトの宝石”が光ったらボーナス発動のサインで、スライムに呪文をかけてゲームを有利に進められる。なお、「スライムキャッチャーDX」プレイ時にメダルを必要としないことから、キャッチャーでメダルを稼ぎスロットで勝負するといった楽しみ方も可能となっている。
とのことです。
カジノデラックスと同じゲーム扱いなようですが、内容けっこう違いますね。むしろ、グランカジノと内容がかぶってるような…。
追加ゲーム
2001/11/14には「スライムビンゴ」と呼ばれるゲームが追加されたようです。
ゲーム内容はビンゴに状態異常?がついたもののよう。
通常のビンゴと違う点は,登場するスライムによって,毒やマヒの攻撃を受けること。かわいいからといって油断していると,せっかく揃えたラインが使えなくなるので注意が必要だ。
よくわからないですが、ちょっと面白そう。
また、全体的にJ-SKYはハイスペックだったのか、ちょっとグラフィックが綺麗ですね。
iアプリよりも大きい30KBという容量を活かして、効果音や振動などの演出を強化
しかし容量多くても30KBとか、スマホ時代の今からすると考えられないですね。
2002/6/3には、「ワンダーバカラ」というゲームが追加されました。
内容は、ディーラーとプレーヤーが交互にカードをめくって、合計で9に近い数字を出した方が勝つ…というものだそうです。実際にある「バカラ」というトランプゲームが元ですね。
ドラゴンクエスト・カジノガルド
EZweb、2002年7月11日~
月額300円
ドラゴンクエストNETのEZweb版的な位置づけのサイトです。当時はdocomoが携帯界で一歩リードしていたのか忘れましたが、docomoから2年遅れての登場となっています。
EZウェブ初の『ドラクエ』サイト"ドラゴンクエスト・カジノガルド"
こちらは、ドラゴンクエストNETのように、カジノ系ゲームに加えて、「カードのほこら」も遊ぶことができます。
カードのほこらの内容詳細は検索しても出てきませんでしたが、ドラゴンクエストNETのものと恐らくほぼ同じだと思います。
カジノ系ゲームについてはグランカジノと似てるものが多そうです。
それぞれのゲームの詳細は不明なのと、恐らくiモードやJ-SKYの内容とほぼ同じなので省きます。私はこれをやっていたんですけどね。省いちゃいます。
そして、後発の割にグラフィックがしょぼく、au(EZweb)の当時の弱さを感じますね。
スライムダービー
iアプリ、2001年7月16日~
月額300円
スライムの競馬ゲームですね。競スライム。
スライムを育ててレースに参加させるゲームです。
こちらもまた「カジノデラックス」や「グランカジノ」「カードのほこら」で貯めたメダルを使うことができます。
ダンジョンで特訓してスライムを育て、レベルを上げるらしい。
S1レース
更に、S1レースと呼ばれるレースで、ネットワーク対戦もできたようです。
自分のスライムの育成レベルが上がったら、ネットワークに接続して複数のユーザーが同時に参加できる「S1レース」に自分のスライムを出走させることができ、レースに勝つと賞金がもらえる。また、レースの予想誌「勝スラ」に掲載されるレース結果やオッズを参考に「スラ券」を購入することもできる。
調べた限り、第5回までは開催されていることを確認できました。
また、2001/12/10に開催された第2回SIレース「冬のSIレース」からは、「スライムダービー」に登録していない人でもレースに賭けられるという、画期的なシステムが導入されていました。
「エニックスeメロディ」に「場外スラ券売場」というところが開設され、そこから買えた模様。
ダンジョンアプリ
スライムを育てるダンジョンアプリというのがあるようです。別アプリなんですかね?
とりあえず2002/3/1にバージョンアップしたようです。
そして、それより気になるのが、上記画像掲載元記事の以下記述。
iアプリ「グランドカジノ」にて「リーチスロット VIP」を、「ドラゴンクエストカジノDX」にてバージョンアップ版iアプリ「ダンジョンアプリ」の配信サービスを3月1日より開始した。
引用:エニックス、新iアプリ「リーチスロットVIP」の配信開始「スライムダービー」の「ダンジョンアプリ」をバージョンアップ
またまた「グランドカジノ」って何? グランカジノじゃなくて? というのと、iアプリのカジノは「カジノデラックス」という名前だと思ってたら「ドラゴンクエストカジノDX」がiアプリにもあるの? と、もはや名前が意味不明です。
「ドラゴンクエストカジノDX」内に「カジノデラックス」が存在するのでしょうか。てか、スライムダービーって単体ゲームじゃなくて「ドラゴンクエストカジノDX」に属してるの??
わけわかりませんが、調べても謎が謎を呼ぶので諦めます。
「アントでGOGO!!」からブラッシュアップ
全体的に、「アントでGOGO!!」をブラッシュアップしたものに感じますね。システムもですし、走るのをスライムに変えたのも商売的に正解な感じしますよね。
アントってマイナーだし…私は「アントでGOGO!!」のニッチさも好きですが、本家ドラクエでもスライムレースがありますし、画面映え的にもスライムがかわいいですわな。そんでもってスライムだと色んな種類のスライムがいるから幅も広がりそうですし。
はぐれメタルとか速そうですよね。アント系って、ぐんたいアリ、ラリホーアント、アイアンアントの3種だけですから。こんだけドラクエシリーズが続いても2の頃から増えてないというのはアント人気の実情を語っていると思います。
ドラゴンクエスト★バトルレース
Vodafone live! 2003年10月15日~
月額300円
来ました本命!
私がこの記事を書いた大きなきっかけが、このレースゲームなのです。
「カードのほこら」とこのレースゲームが、私の中でのドラクエガラケーゲーム2台巨頭ですね。
私はEZwebの人間だったので、このゲームを当時プレイできなかったのですが、「ドラクエのレースゲームが出た!」と一人興奮していたのを覚えています。J-SKYでもなく、Vodafone live!のゲームです。
「もんすたあレース」を思い出す画面がいい感じです。
「ドラゴンクエストモンスターズJ」や、「ドラゴンクエストカジノDX」のメダルを使うこともできる…という連動機能はこのゲームでも健在。
画面を見ると結構面白そうじゃないですか?
上から見下ろしタイプのレースゲームで、レース中に技を使えるというのが私にとっては新鮮に映りました。
レースで実際に戦うモンスターたちは、他のプレイヤーが育てる実在のモンスターのデータとなり、レース中にはボタン操作で特技や魔法を繰り出すことも可能。
引用:ボーダフォンライブ!に「ドラゴンクエスト★バトルレース」
で、こちらも「アントでGOGO!!」や「スライムダービー」などと同様に、他プレイヤーとのネット対戦が可能なわけですが、このゲームは出走しているモンスターを実際に操作できるのが大きな違いですね。
というか、操作できないと私的にはあまり面白くない…。競馬的な楽しみとしては操作できない方がいいんでしょうが、私はギャンブルよりレースがしたいのです。
炎が円状に発射される様子なんか、テンション上がります。
もしかするとボタンで特技が出る以外に操作することがないのかも知れませんが、私はとにかくこのゲームに当時ワクワクしたのでした。
ドラクエの2Dモンスターレースゲームやりたい
結局、一度もプレイできないままサービス終了しました。その後もドラクエのレースゲームは出ませんでしたが、なんとドラクエ11でレースゲームが登場しましたね!
PS4と3DS両方に「馬レース」というレースゲームが出てきました。…が、3DSの2D版の馬レースはさすがにありませんでしたね。
また、11のレースは主人公(人間)が馬に乗るというリアル寄りなものなので、特技はなく、出走するのも全部馬です。個人的にはやはりモンスターを走らせて操作したい…。
できれば2Dの見下ろしタイプがいい…(懐古厨ほどではないけどSFC好きなのです)。
という気持ちなのですが、今後もそんなゲームは出ないと思うので、ドラクエのスマブラ的ゲームを自分でつくったときのように、自分で似たゲームつくるか、諦めるしかないんだろうなと思っているこの頃でした。
まとめ
以上、ドラクエのモバイルゲーム(ガラケーゲーム)をまとめてみました。
特に古めで、情報が少ないものを狙いましたが、予想を超えてカジノ周りが意味不明過ぎて苦戦しましたね…。
まとめてある内容も多少不安の残る箇所はありますが、恐らく合っているはず…。当時の記憶が鮮明な方がもしいて、間違いを見つけたら教えてもらえると助かります。
この記事はドラクエガラケー時代の貴重な文献となっていくはずなので。
私のブログももちろん素晴らしく面白いのですが、ドラクエの雑学や歴史が知りたいなら、30周年記念で発売された本も面白いです。
特に需要もない記事を妙に頑張って書いてしまいましたが、ドラクエ好きが読んでくれれば報われるというものです。
スマホアプリの記事ならアフィリエイトで稼いだりもできたのでしょうが、ガラケー記事はほんとに趣味以外の何にもならないですね。
さあ、それではニッチなドラクエ情報を知ってくださった皆様。ガラケーのドラクエを時代の闇に埋もれさせないよう、心にとどめそして、余力があればSNSでたまにつぶやいたりしていただければこれ幸いです。
ではでは。
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