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ナイルレストランでムルギーランチを【創業者は天皇から賞?】

こんにちは。

カレーやとんかつやラーメンをまあまあ食べ歩いていて、グルメ通にはまったく及ばないものの、グルメ通と戦わなければ少しは詳しいくらいのレベルに達したけど満足しておらず、しかしかといってグルメ通になってうんちくを語りたいわけでもないです。

無駄に強調して文章を長くした自己紹介を終えたところで、本日は面白いインドカレー屋を紹介しようと思う。

インドカレー屋といいつつ、もはやムルギーランチと化しているようだが、面白いしうまいので結論から言うと、ぜひ行ってみることをお勧めしたい。したいだけではなく、実際にお勧めする。


実は凄いナイルレストランが出す、ムルギーランチ。

今回紹介するのは、銀座・東銀座辺りにある「ナイルレストラン」。ムルギーランチがなんなのかについても書く。

メニューの紹介ももちろんするが、店のエピソードが結構いろいろあるので、その辺も書きながらにしようと思う。

 

店舗外観

銀座にあるが、銀座感がまったくないのがまたいい。

ちなみに昼は行列ができるらしい。

 

創業者&名物おじさん

この店には名物おじさんがいるらしいのだが、創業者のA.M.ナイルさんという方は、なんと実は凄い方。

実は、創業者のA.M.ナイルさんはインド独立運動に携わった革命家であった。それ以外にも、日本とインドの日印親善に貢献したことから、1984年に日本国天皇陛下により勲三等瑠宝章を授与されている。

出典:『ナイルレストラン』未体験者にこっそり教える!ムルギーランチの正しい食べ方|dressing

とのこと。

ほとんどの人(私も含む)は何の賞かよくわからないとは思うものの、凄そうなのは確か。

ただ、現在は二代目・三代目になっているようで、恐らくこの創業者の方は店にはいない様子。しかし、名物おじさんは今もいる様子。名物っぷりも継承されたのか、それとも名物おじさんはずっとその人だったのかは先日初めて行った私は知らない。

一応、ネットの情報をたどると名物おじさんはG・Mナイル氏らしく、G・Mナイル氏は二代目である。

ナイルレストランHP

ちなみに、3代目は善己ナイル氏。

恐らく、普通の日本語で丁寧に接客をしてた人が善己ナイル氏だったのだと思う。

名物おじさんがどう名物かは後に書く。

 

店の雰囲気

インドな雰囲気。棚が博物館のようになっていて面白い。ゆっくり見れる感じではないが、多分レトルトカレーがずらっと並んでいるのだと思う。席的にあまり見られなかった。

そして、私はこの写真に後ろ姿で写って立っているおじさん(多分インド人)が、名物おじさんなのでは?と思っていた。ただ、HPの写真と顔がちがったので、この人は名物ではないおじさんなのかも知れない。

 

メニュー

メニューはカレーも色々種類があり、その他にも様々なのだが、基本的にほとんどのひとは「ムルギーランチ」を頼むことになる。

それは、以下の理由による。

1.店員(名物おじさん…もしくは名物おじさんもどき)が席に着くや否や「ムルギー? ムルギーかな?」と聞いてきてそれに乗せられてしまう。(体験談)

2.違うものを頼もうとしても、ハッキリ言わないと雰囲気でムルギーランチになってしまう。(食べログ情報)

3.そもそも有名なのがムルギーランチなので、それ目当てで来る人が多い。

まあ、1、2があるから3になったのだろうから、完全なムルギー循環ができているということである。ムルギーがムルギーを呼んでいるのである。

おじさんがムルギーをお勧めしすぎたおかげでムルギーが有名になり、あまりにもお勧めするから同時におじさんも名物として有名になり、今度はその名物おじさんを見たい人が来て名物おじさんが見たくて来た人は名物おじさんの虜なので言われるがままムルギーを頼み、そしてその名物っぷりとムルギー話をセットで周りに宣伝するからまたどちらも有名になっていくのである。

ちなみに、ムルギーランチは本場のインドにも存在しない、ナイルレストランの創作料理である。そして、ムルギーは鶏肉カレーのこと。

 

さて。

冒頭の自己紹介以上に長い名物おじさん循環論を語ったところで、次に行こうと思う。

 

ムルギーランチ

というわけで、私もムルギーランチを頼んだのである。これは必然だったと言える。

ムルギーランチの面白さの一つとして、机に運ばれてすぐにその場でカットしてくれることである。サービスに厳しくして、社会の締め付けを楽しみたいというポリシーを私が持っていたとしたら、「先にカットして来いよ」と怒鳴りつけて自己満足に浸るところなのだが、多くの人は「おもしろ」「パシャリ」と言う感じで楽しむことだろう。

↑パシャリ

楽しんでもらうパフォーマンスなのか、実は調理場で切る場所がないとかそういう理由なのか、切らずに出したらみんな食べ方に困ってたから切るようになったのか…とか、その辺は知らないが、まあなんでもいいでしょう。

切り分け終わったらついに食事の時間です。

まずはカレーから…そして鶏…

イメージ通りのちょっとスモーキーな苦さがエスニックでうまい!

 

などと脳内でほざいていると…

名物おじさんもどき「混ぜる混ぜる、混ぜると美味しい」

 

というわけで、混ぜて食べるらしい。

これをビビンバのように混ぜる。

混ぜた後は写真に載せる感じではなかったので、想像してほしい。

 

混ぜたムルギーランチ

油ちょい強めで、中辛くらいのカレーと温野菜が混ざると、やわらかさい味わいが加わって食べやすくなる。そこにスモーキーな鶏が加わると三位一体となってインドの味覚を味わえる。

ご飯は岩手米を使用しているらしいのだが、こちらも美味しい。

バクバクと箸…ではなくスプーンとフォークが進んでしまう。

絶品インドカレーというのとはまた違うが、ガツガツ食べられるし、程よいスパイシーが刺激にもなり、ランチで食べればリフレッシュもできそうで確かによさそうだ。確かにうまい。美味しいというか、うまい。

 

そう、このムルギーランチは実はランチと言いながら夜でも頼めるのである。

 

しかし、ランチにはさらにお勧めだと感じた。

 

ひとこと

というわけで、黙々と食べ、お腹もいっぱいになり、珍しい料理も食べられ、満足な食事となった。ナイルレストラン、また来たいと思った。銀座にあまり行かないけど。

 

同じ銀座のインドカレーだと、こちらはナンタイプの普通のインドカレーだが、OLD DELHI(オールドデリ)も美味しかった。インドカレーといってもやはり色々あるものだなと思った。

インドカレーにも南やら北やらとあるので、とんかつやラーメン同様に今後も色々食べていこうと思う。

ちなみに、この店の書籍まで出てる。面白い店だ。