カレー グルメ・食

ビブグルマン獲得の銀座インドカレー「OLD DELHI(オールドデリ)」は味もサービスも良い!

2016年9月9日

 

日本のカレー、レトルトカレー欧風カレーインドカレー

「みんな大好きカレー」なんて言われるほどの人気料理だが、結構その幅は広い。はどれも好きだ。そして、映画撮影も好き。

そう、このブログは映画はたいして見ないけど映画撮影が好きな人がグルメ記事を結構書いている…そんなブログなのである。おはよう。

 

このブログでもカレーはちょいちょい紹介してきたが、今回はインドカレーオススメ店を紹介したいと思う。

 

「インドカレーなんかみんな同じでしょ」そう思う人もいることだろう。

でもね。

 

けっこうちがうよ~~

 

※ちなみに、この記事を書くときに知ったことだが、ここのお店はミシュランのビブグルマンを獲得していたらしい。

祝!ミシュラン最新版2016にビブグルマン部門において東京のインドレストラン3店舗の中に選ばれました!」

引用:食べログ

自分の舌とミシュランの方向性は合致しているようである。なはは。

 


 銀座にも美味しいインドカレーがあった。

インドカレーとあまり近しいイメージがない場所といえばあそこ。そう、銀座である。ね、そうだよね。

 

そんな銀座で私がすれ違う人間を「役者が得意そうなのは誰だろうか」などと思って見まわしてながら歩いていると、目の前にこんな光景が広がったのだ。

 

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なんと、インドカレー屋である。北インドカレー屋らしい。

「オールドデリー (OLD DELHI)」だそうだ。役者みたいな名前の店である。

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銀座らしく、どことなく高級な風格が漂う看板である。だが、超高くはない。そして、皿からはみ出る豪快なナン(場所柄かそれでも少し上品に見える)が食欲をそそる。

 

不毛な役者探しに疲れ果てた私はすぐさま店に入った。ランチの時間だった。

そして一瞬にしてメニューを見た。

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一瞬のことだった。

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どうやら日によってメニューが違うらしい。

そして私は、その中でも最も気になった「シェフスペシャル」を注文した。この日のシェフスペシャルは「大根とチキンのカレー」だった。辛さはHOT(辛口)を選択。

 

 

奥の席では、高級鉄板料理のように、ナンをこねる様子が目の前で見られる席も存在していた。存在の証明。こねこねしていた。それこそが彼らの存在の証明。私もこねこねしたい。

 

シェフスペシャル 大根とチキンのカレー登場

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シェフスペシャル(大根とチキンのカレー) 1130円(税込)

 

銀座の風格。インドカレーランチである。皿からはみ出すナンが、シャリからはみ出るネタを思わせ、豪快かつ上品である。

 

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この、いかにも多種多様なスパイスを混ぜてある感じ、ガヴィアルのような絶妙な刺激、渋み、苦み、辛み、旨み、コクがありそうで期待感を煽ってくる。

ちょいと野菜が入ってるのもきっとハーブ的な、ある種の刺激なんだろうと期待をさせます。しかし、刺激だけでは終わらせないぞ、という意気込みをこのカレーの固体的なとろみから感じる。

ここまで、食レポではなく、勝手な食妄想である。まだ食べてないからね。

 

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ナンもいいね。

インドカレー屋ってカレーは一定のうまさが保たれてるんだけど、ナンは意外とそうでもない。柔らか過ぎてインドカレーの刺激に合わないふわふわパンなときや、しなびた感じのときもあるが、一方で程よくカリッとしつつ、噛んでみるとふわふわ部もあってカレーが溶け込む…そんなうまいナンのときもある。

これはきっと後者だろう。

…ここまで単なる食事前の決めつけ妄想

 

食レポ

さて、妄想を語りすぎたので、とうとう食べることにする。

 

ナンを持ち、カレーを程よく付けて、口へと運ぶ…

 

あ、予想通り。いや、予想以上!

 

複雑に絡むスパイスに、パクチー的な”爽やかとも苦みとも形容できる独特な風味”が混ざり、口の中をホットにさせます。そして、それらを包んで混ぜ込み一体化させるカレー。

うまい!

 

ナンもカリッとしつつ、ふわっとした部分もあって、単体で食べてもうまい。書いてて腹が減ってきた。

サフランライスもナンとはまたちがうカレーとの絡みが生まれて、こちらも美味しい。サフランライスはどこかスカスカした食感が、隙間から尖ったスパイスを突き抜けさせるようでなんかインドカレーに合う。

 

そして大根

インドカレーで大根はあまり馴染みがなかった。大根役者なら『抜本-BAPPON-』の撮影現場で目撃したので馴染み深いのだが。

そんなことを熟考しながら食べたのだが、ちょっと新鮮な感じはあったが、カレーによくマッチしていた。スパイスにまろやかさや爽やかさを生む役割があったように思う。特にサフランライスと合っていた。

 

凝った表現タイム

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いくつものスパイスを使ったインドカレーの味というのは、何度もキャンバスの上から絵具を塗り足していった油絵のような、一言では言い表せない味わいがある。

一見無駄なのでは?と思うような、辛くしてまろやかにして、渋くしてさわやかにして、ピリッとしてとろみを生んで…という、ときに相反するものすら混ぜこぜするこの料理。

実際、全然無駄ではない。

 

その下地があるから活きるこのスパイスがある。

そんな哲学を感じるカレーだった。

 

(これは食後の妄想である。)

 

行き届いたサービス

そしてこれ。

インドカレー屋にサービスは求めないイメージもあるかも知れないが、ここはサービスもなかなかに丁寧だ。さすが銀座。

 

水がちょっと減ると(数cm)すぐに水を継ぎ足してくれ、おしぼりをある程度使うとそれすらもすぐに追加のおしぼりを持ってきてくれるのだ。これにはびっくり。三つ目のおしぼりを持ってこられたときは少し恥ずかしかったが。

まあ、ちょっと頻繁過ぎてカフェで客を追い出す行為を思い出してしまったが、私は別に長居をしていたわけでもなんでもないので、単純に丁寧なサービスである。

味だけでなくてサービスもよいのが、オールド・デリーなのだ。

 

まとめ

うまかった。神楽坂の「憩いの木」というインドカレー屋もうまかったが、そのときと同じような感動を一口目から感じていた。

まあ、もっと安くて手ごろに旨いところもあるが、なんだか食べた瞬間に「あ、これはうまさの境界線を越えてる味だ」という感じがあることがあって、それがこのオールドデリ―にはあった。

「憩いの木」はミシュラン獲得はしていないが、そちらもかなりお勧めなので、食べ比べるのもありかも知れない。

 

では、カレーの映画を構想するためにこの辺りで終わる。

 

ーおしまいー

 


 

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