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怪しく現れるジングル「不穏な登場」【BGM素材紹介】

2016年9月15日

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どうも、不穏なパンを食べ、不穏な街を走り、不穏な街角で不穏な学生と不穏にぶつかり、そこで恋が始まる不穏な転校生とはのことです。そう、私は不穏の権化……

回転オトエフミは他ジャンル創作ブログ。当然に音楽も創作(つまり作曲)しているわけです。そして、その作曲した曲を音楽素材フリーBGMとして紹介しているのですな。

ただ素材として公開するだけでは魂のない味気ない曲のようなので、どういう意図で作ったのか?という狙いの解説や、作曲的な技法についても私なりに交えながら解説するのがこの記事です。

音楽素材・フリーBGM紹介記事の概要

  1. 視聴用のMP3ファイルの公開
  2. 楽曲の構成や作曲方法等の解説
  3. お勧めの使用用途&使用例の紹介
  4. 場合によっては作曲裏話的なもの(ないこともあります)

このように解説をしています。楽曲ダウンロードページへのリンクも貼ってありますので、よかったらそちらにも飛んでみてください。

それでは、今回は「不穏な登場」という曲を紹介していきます。


楽曲紹介「不穏な登場」-フリー音楽素材・無料BGM

・MP3ファイル視聴

怪しく不穏に登場するような雰囲気です。

曲の構成・特徴・作曲手法など

構成というほどの長さでもないのですが、こういうことを解説するための記事なので解説します。

この曲はそもそも、趣味で撮影した「リセットマン ~その効果が消えるまで~」という即興短編映画のために制作した曲です。そして、その映画の中で、怪しい男が登場するシーンで流れる曲になっています。

というわけで、まずは無難な手法ですが、怪しい不穏さを演出するために、低音で弦楽器をブーーーンという感じで鳴らします。更に、徐々に不穏さが増すような演出をするために、

  1. 徐々に音量を上げるクレッシェンド
  2. 一音ずつ音を高くしていく
  3. 徐々に和音数が増えていく

という、三つの要素を加えています。

単純ですが、単純だからこそ効果的。しかも三つの要素があるので短い中で十二分に効果を発揮してくれます。

変化の落差を付ける

この手法で低音で怪しく盛り上げた後に、最後に一瞬だけ短く素早くピロリロリ!みたいなパッセージが吹き鳴らされます。ここは低音でゆっくり…というのから打って変わって、素早く高音で鳴らします。その変化で、「ついに姿を現した!」というような効果を生んでいます。

メロディー重視の曲であればここまですべてに演出的な意味が込められているわけでもないですが、こういった短い効果音的なものはすべてに意味がある場合も多いです。まあ、単純な曲ではありますが、その分、効果が明確になるようにしています。

まあ、色々書きはしましたが、パッと思い付きで作った単純な曲です。つまり、そんなに複雑なことはしていないのです。

 

お勧めの使用用途

  • RPGツクール等のゲームにおける、怪しい奴の登場シーンの曲
  • ミニゲーム、アプリなどのジングル・効果音
  • アニメ、ドラマ、自主制作映画などの映像作品における、怪しい奴の登場シーン
  • Youtube、ニコニコ動画にアップする動画の演出効果音的な使い方

前回紹介した「木琴混乱狂騒曲」は勢いのある変な、ちょっと狂ったやつが出てくるシーンのための曲でしたが、今回はそれよりも「ぬーーっと怪しい奴が出てくるシーン」に向いていると思います。

最後に、この曲の使用シーンの動画を貼っておきます。見てみると解説通りになっているのがわかり、面白いことと思います。

♪使用例

※動画はBGM使用シーンから再生されます。

怪しい雰囲気の男が不穏な空気感の中、登場するシーンです。

あとがき

楽曲紹介は以上です。

不穏なパンを、    食べましょう。

 

 

パ

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