映画の真の面白さは脚本だ。世界観だ、役者だ、音楽だ、売れそうな原作だ、一緒に見に行く人だ。
…という話もありますが、映画の世界に入って最初に見る、オープニングも非常に重要です。むしろ、ここで失敗すると映画の世界に入ってもらえません。
の要素は色々ありますが、オープニングムービーも外せません。
というわけで、普通の映画ファンも、自主映画を撮るような制作側の映画ファンもどちらも楽しめる、素晴らしいオープニングムービーの映画を紹介します。
…とは言え、到底映画通とは言えない私が紹介してもしょぼいので、私は映画通の方が書いている「素晴らしいオープニングムービーの映画ベストランキング」的なものを更にまとめる…という形で紹介します。
凝った映画批評は映画通の方々に任せるのが吉です。あれは変態紳士たちのバトルのようなものなのです(けなしてるわけではない)。にわかの私には踏み込めません。
では、余計なオープニングブログ文はさておき、早速参りましょう!
オープニングが素晴らしい映画まとめ集
私の感想も交えつつ紹介していきます。
記憶に残るほど印象的な映画のオープニングシーンばかりを集めたムービー「The Art of the Opening Shot」
http://gigazine.net/news/20150709-the-art-of-the-opening-shot/
名作映画のオープニングシーン数秒~10秒程度を切り取ってまとめた動画が紹介されています。短すぎて伝わらないものもありますが、開始数秒の時点で既に名作感が漂ってるものもあるのが面白い。
長回し、爆発、ズームアウト...オープニングが素晴らしい映画ベスト10
http://www.gizmodo.jp/2016/01/best_10_movie_openings.html
オープニングが素晴らしい映画ベスト10のランキングを、オープニングに使われた手法の解説とともに紹介しています。オープニングとエンディングがシンメトリーの対比になっているものや、物語の途中からいきなり始まるパターン、いきなり長回しカットのパターンなどが紹介されています。
映画撮影が趣味の私的には参考になりました。長回しは意外とむずい。
過去25年間で最も素晴らしいオープニング・ベスト25
大きく出たタイトルですが、見てみると確かに素晴らしいオープニングムービーだらけです。
「マトリックス」「カールじいさんの空飛ぶ家」「トレインスポッティング」…などと、アクションからギャング、ほのぼの系、その他ホラーやらなんやらと幅広く紹介されています。ジャンルごとにオープニングの雰囲気が違うので面白いです。
【映像】印象的な映画のオープニングクレジット10選
http://matome.naver.jp/odai/2134919782778780501
オープニングの中でも、キャスト名が出るようなオープニングクレジットに注目したまとめ。本編とは関係ない、MV(ミュージックビデオ)的な映像のものもちょいちょいあります。
特に「ドラゴン・タトゥーの女」のオープニングムービーは本編と全く関係ないものの、そのかっこよさが独立した人気を誇っています。なんか水銀的なものがトロトロしてます。ドラクエ好き的にははぐれメタルを思い出しました。
最高にカッコイイ映画オープニング BEST10
http://blog.livedoor.jp/y1032230/archives/16173922.html
こちらもオープニングクレジット集です。特に「ロード・オブ・ウォー」の、弾丸の視点で描かれるオープニングムービーは斬新でした。
オープニング・クレジットが最高な映画 10選
http://d.hatena.ne.jp/LIVE_FREAKY/20110415/1302874223
こちらもまたオープニングクレジットベスト集です。ブログ名が「NO ZOMBIE,NO LIFE」とありますが、ゾンビ映画以外もあります。
といいつつも、「ゾンビランド」のマッドなギャグ感が、ゾンビ映画を見ない私には少し斬新でした。ゾンビ映画好きの人が作った自主映画がこんな感じだったので、ゾンビ映画はファンの間ではこういうおかしいポップな世界なのかも。
ほか、「スナッチ」のオープニングは有名で、日本のアニメ「BACCANO!(バッカーノ!)」でもオマージュされています。
オープニングが印象的なホラー映画5
http://yukiyamama.hatenablog.com/entry/2015/12/15/124505
ゾンビ好きの次はホラー好き。こちらは完全にホラー映画縛りでのオープニングまとめです。
「ゴーストシップ」が衝撃的過ぎてやられました。前半はコントラストを生むためにひたすら幸せそうな雰囲気が演出されるので、ホラーだと知ってる観客的には変な不安と興味が沸きあがります。「それ以上幸せそうにするのはやめてくれ!」という気持ちと、「こっからどう、どん底に落とされるんだ?」という怖い期待が入り混じります。
映画史に残る傑作オープニングシーン20 (米サイト「Taste of Cinema」発表)
http://makemyself.blog64.fc2.com/blog-entry-785.html
動画は貼っていないものの、アメリカの有名な映画批評サイト…っぽい名前のところが発表した「映画史に残る傑作オープニングシーン20」が紹介されています。
映画のオープニングの楽しみ方
http://umikarahajimaru.at.webry.info/200509/article_2.html
映画のオープニングを詳しく紹介しつつ、それに対する深い映画的考察がされています。オープニングの手法の解説もあり、映画を観る側だけでなく、アマチュアで作る側的にも読み応えがあります。
①a.言葉によって、これから始まる物語がどんな物語であるとか、どういう主人公を取り巻く状況がどういうものか、説明字幕で説明してしまうもの
b.物語の場所や時代、状況設定、主な登場人物などを示す映像を物語の導入パートとして使うもの。
c.主人公がどんな人物かをさりげなく示すようなエピソードから始めるもの。
d.語り手、もしくは新参者が登場し、その人物の視点で、未知の物語世界を説明していくもの。
このような形で色々と考察・分析されています。
まとめ
映画のオープニングというのはやはり重要です。映画に限らず、小説・漫画・音楽・ゲームと、なんでも最初の印象というのはやはり重要です。人間関係もそうですからね。
オープニングムービーばかり見まくると、色んな名作の物語世界に入っては目を覚ます、というのを繰り返すことになるので変な気分になりますが、「変な気分こそ人生の楽しみ」と思って明日も生きていきましょう。
それでは、私が作った賛否両論な自主映画を観てくれと宣伝をしつつ、この記事は終わります。
では。