グルメ・食 ラーメン

場違い!?品川駅品達「せたが屋」で昔ながらを感じる魚介ラーメン!

2017年2月28日

千葉なのに東京ディズニーランド。千葉なのにドイツ村。しかも正式名称は東京ドイツ村。

練馬区なのにとしまえん。

私はかつて、この流れの中で、東京タワーは東京にはないものだと思っていた時期があります。どうせ千葉だろうと。そしたら、これは東京にあるんですね。不思議ですね。摩訶不思議。

 

そして、先日またその系譜に組み込むことのできるラーメン屋に私は行ってきたのです。

品川なのに、


せたが屋

 

世田谷区じゃないんですね~。

…なんて喜んで思っていたのですが、実は世田谷区の駒沢が本店で、ただ単に品川に出店していただけのことでした、残念。

でも冷静に考え直すと特に残念ではないため、気を取り直してブログを続けます。

 

さて、そんなわけで私は先日品川にある「せたが屋」というラーメン屋に行ってきたわけです。品川なのに「せたが屋」とはなんて場違いな名前でしょう。などと思ってたんですがね、当時は。

 

ちなみにこの店、ラーメン好きからすれば有名な店なので、「今さら食ったのかよ、ラーメン好きを騙った単なるにわかクソブロガーめ、滅亡し、品川に骨をうずめろ」と思われていることは百も承知なのですが、それでも食べたことのない方も世の中にはいるわけですから、今回こうして紹介しているわけです。はい、すいません。へい。

 

とにもかくにも、昼時を外しての入店だったので、結構空いてました。ちなみに辺り一帯がラーメンストリート的になっていて、「品達ラーメン 麺達七人衆」という売り出し方がされているようです。

↑品達。入ってるのは人気店ばかりですね。

「せたが屋」 を始めとして、「なんつっ亭」「蒙古タンメン中本」「支那そば きび」「麺屋 翔」「TETSU」「けいすけ」と、人気店がズラリです。

 

ちなみに、その中でも中本は圧倒的に行列ができてました。みんな辛いの好きなのね。

 

それをしり目に、私は「せたが屋」へ。

  • せたが屋
  • 03-3446-0831
  • 東京都港区高輪3-26-20 品達ラーメン
  • 品川駅から172m
  • 11:00~22:30
  • 定休日:無休

出典:せたが屋|食べログ

 

食券機でのり玉らーめんを購入。

 

店内は食堂的な空気を少し感じる、庶民的な雰囲気。昼はたくさんの人でにぎわってる様子が頭に浮かびます。

で、あまり待つこともなくラーメンが来ます! 腹が減りますね。

のり玉らーめん

のり玉らーめん 880円(税込)

これです。

昔ながらを感じるラーメンです。最近はナルトのないラーメンが多いですしね。醤油っぽい雰囲気ですが、魚介風味が漂う感じです。

一口食べた瞬間に「あの味だ!」と思いました。

 

大勝軒の味です。まあ、大勝軒も色々なんですが、特に飯田橋の大勝軒を感じました。(そこのお店はこのブログでは2017/2現在、記事にしてません。いつかするかも知れない。)これは個人的意見に過ぎませんが、私は似てると思いました。

シンプルでいてなんか普通とは少し違う味わいがあるんですよね。矛盾。

甘いんだか香ばしいんだかなんなんだかわかんないんですが…。深みがある感じですね。ただ、濃厚というほど深くてとろみがあるわけではなくて、なんだかんだシンプル。

で、麺も王道の麺といった感じで、全体としてThe Ramenといったところ。以前「I am Ramen.」などというくだらん映画を撮って以来自主映画制作にはまっている私には響いてくる味でした。

シンプルでもって、うまいと。

 

で、嬉しいのが、徐々に味の変化や食感の変化を楽しめるように、

卓上に「ガツン汁」なるものと「玉ねぎ」なるものが置いてあるところ。

ガツン汁は魚介系の出汁?で、入れるとそのまんま魚介風味が強くなります。

単純に味が濃くなるというわけではなく、風味に変化が出るので、入れ過ぎないように注意。元のスープはそこまで魚介くささはないのですが、たくさん入れると当然魚介特有のくさみは出かねないので。

玉ねぎは玉ねぎ。入れるとシャキシャキしてうまい! 食感がたまらん。いいアクセントになります。

ただ、たまねぎはうまいからといって入れ過ぎると、スープが冷えてしまうので注意。私は冷えてもいいので入れてやる!くらいの勢いでしたが。

 

ちなみに、ここまではシンプルな感じのあるラーメンでしたが、チャーシューが面白いです。チャーシューがワイルドに炙った肉で、個人的にはけっこう新鮮でした。ラーメンを飽きさせないような存在感がありました。

で、トッピングの味たまとのりも全体的に、このシンプルかつ深みのある”せたが屋”のラーメンによく合っていて、完成度の高いラーメンに仕上がってました。

 

ポイントカードが”お得意様カード”という名前でおいてありました。こっちのネーミングの方がなんとなくもらいたくなりますね。自意識をくすぐるのでしょう。ちなみに、ネーミングに困ったときに便利な記事を以前書いてるので、ラーメンとは微塵も関係ありませんが、よかったら見てください。

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ひとこと

というわけで、昔ながらを感じられつつ魚介系の美味しいラーメンが食べたい方にはお勧めです。流行り廃りに流されないラーメンだな、と思いました。

周りのレビュー的には「魚介の風味が強い濃厚ラーメン!」という紹介も多かったですが、個人的にはなんか醤油ラーメンかな?と思うようなシンプルさをまといつつも、隠れた深みのあるラーメン…という印象でした。(大勝軒に対してもそういうイメージがあります。)

異論を持つ方もいるかもですし、もう一回行ったら印象が変わるかもしれませんが、個人的にはそんな感じでしたね。でも、どちらにせよもっかい行きたいうまさがある店でした。

せたが屋もお勧めですが、何回も行きたくなるラーメンなら池袋むてっぽうもお勧め。

ちゃぶ屋出身の店主が作る醤油ラーメンならこことかも。

品川駅乗り換えで暇な人はこの辺がいいかも

変わらぬよさというのはやはり強いな、とそう思った次第でした。時代に合わせてわずかに味を変えてるのかも知れませんけどね。真相は闇の中。