吾輩は猫である。
さて、名文で始まったこの記事は吾輩がいかに猫であるかを語る記事ではなく、SF系映画のかっこいい予告編をまとめる記事でなのあります。
なぜそんなことをしているかといえば、私が今予告編を作っているからにほかなりません。研究してるわけです。よくこのブログを読んでいる方なら知っているかと思いますが、私は「映画を作るのが趣味」というちょっとマイナーな人間なんですよね。
でも、楽しいですよ、自主映画制作。ダサイ響きだけど楽しいです。そして大変です。
↓気になる方はこの辺をどうぞ
それはさておき本題に行きましょうかね。
SF系映画おすすめ予告編まとめ
ちなみに、期待させるような面白く、かっこいい予告編はただただ素晴らしいものではありません。
素晴らしい予告編には功罪があるのです。
予告編を見てワクワクして本編見たらがっかりだった。
というパターンや、
予告編だけ見て満足してしまった
というパターンがあるわけです。
しかし、それも含めて、とにかくいい感じのSF系予告編をまとめたので気になる方はご覧ください。あ、基本的に私は本編は見ていませんのであくまで予告編のまとめと、それに対するコメントの記事です。
「エリジウム」第1弾予告編
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロンカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えたSFアクション。22世紀、富裕層だけが居住を許されるスペース・コロニー"エリジウム"を舞台に、虐げられた地球の住人の反撃をハードに描く。マットのほか、ジョディ・フォスターや『第9地区』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のシャールト・コプリーが出演。ブロンカンプ監督の斬新なアイデアや演出に期待。 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(動画説明欄引用)
THE SF的な言い回しや世界観で興味を引き立てます。
最初に「20XX年」的なのが入るのは定番です。私も自主映画処女作でやりました。
↑本で戦うヒーローの壮大な映画。本編はこちら。
ちなみにエリジウムにはほかにも予告編のパターンがあって、そちらは「人類は二つに分断」というフレーズがありました。それもかっこいいですね。
ターミネーター3 (予告編)
核兵器管理システムのスカイネットが自らの意志を持ち、人類を「敵」と認識、一瞬のうちに30億もの生命が失われた1997年8月29日――。マシーンと人類のあいだに戦争が始まったその日を、のちに生き残った人々は「審判の日」と呼んだ。 だが、歴史は塗り替えられ
(動画説明欄引用)
SFの金字塔。のシリーズ3。賛否両論でしたが、私はとりあえずこれは見ました。面白かったですが、賛否両論なのもわかります。2まではなんだったの?的なことになりますもんね。
スターオーシャン3というゲームも2まではなんだったの?となるオチで、こちらは結構なバッシングを受けてましたが、それと比べたら叩かれない方かなと思いますが…。
映像の迫力はやはり申し分なし! カーアクションもあって見ごたえがありすぎて疲れるレベルです。自信のある、決めのカットをたくさん見せているような感じがあり、本編の映像への期待が高まる内容です。
『第9地区』のスタッフが放つロシアSF超大作!映画「アトラクション 制圧 」
映画「アトラクション 制圧 」の予告編が公開されました。 今年で4回目を迎える東京・新宿シネマカリテの映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2017」のラインナップに選ばれ、『第9地区』『エリジウム』などに関わった世界屈指の制作会社、クリエーターがロシアに集結し誕生した『アトラクション 制圧 』が、2017年8月から公開します。
母国ロシアでは 2500 館の大規模で公開され、ビジュアルエフェクト、壮大な規模感、確かな演技の俳優たちとロシアならではの独特のテイストが期待感を煽ります。
映画「アトラクション 制圧 」は2017年8月から全国ロードショーです。
(動画説明欄引用)
ロシア映画ということで、ハリウッドとは若干ちがうテイスト。…なのだと思いますが、ハリウッドに近いような気もします。
ただ、青く冷ためな色合いや、宇宙船がゆっくりと雄大に落ちてくる様子はどことなくロシア的なのかも知れない。音楽も静けさで迫力を出していて、そこもロシア的なのかも?
どことなく演出がアニメ的な雰囲気もありますが、けっこう面白そうです。ナレーションがなんか素人っぽく聞こえるのが残念な点。有名な俳優さんの吹き替えとかだったらすいません。
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 12月15日 (金)全国ロードショー
(動画説明欄引用)
ディズニーになって賛否両論感あるスターウォーズですが、やはり金かけてるだけあって鉄板の迫力とワクワク感を醸し出してくれます。
静けさの中に緊迫感を感じるピアノの音で始まり、真っ黒に暗転したまま「特別な”何か”を感じた」というこれまた王道な気になるセリフを言わせる。完璧と言わざるを得ない感じにかっこよく作ってあります。
その後はよくあるストリングスをスタッカートで刻む音楽から金管の華やかなメロディー等、音楽から攻めるのはもちろんのこと、”何か”の能力を発動したことで周りの石が浮かぶという王道の映像など、とにかく絶対に盛り上がるという攻め方をしてきますね。非常に参考になります。
音楽のうまさ
ちなみに、私は作曲も趣味だったりするので音楽も気になるのですが、予告の最後に有名な登場人物のテーマ曲のモチーフを流すとこも粋ですよね。
↓モチーフというのはフレーズ的なもの
というか、何もかもわかっててやってくる感じ、これがディズニーのスターウォーズですよね。賛否両論たるゆえんでもあるのでしょうかね。
映画『テラフォーマーズ』本予告
『『テラフォーマーズ』/4月29日(金)公開 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/terrafor...
(動画説明欄引用)
本編はとにかくつまらないという感想が多いイメージですが、予告は面白そうな、しょぼそうな、真剣なシーンが図らずしてギャグに見えてるような、そんな際どい線です。セリフや言い方も実写だとちょっと恥ずかしい感じありますね。
ただ、いかにもなSF感はモニターとかで出してくるので、SF感の出し方の参考にはなりますね。で、いかにも感がカッコよく見えもします。ダサかっこいいとダサいの狭間。
「西暦20XX年」的なのはエリジウムと同様です。冒頭で流れる曲は予告でよく聞く、合唱、カンタータ的な曲で、予告の音楽の参考になります。
映画 『GANTZ PERFECT ANSWER』 予告編
1は見ました。こちらは見てませんが、1を見た人だと気になる予告ですね。
物語や世界観を説明するというよりは、謎や気になるシーン、迫力あるシーンを見せまくってる印象です。漫画は結構読みました。グロさに慣れるとかなり面白いですね。漫画は理不尽な死が多く、映画はちょいと死に意味がある感じになってるかも?
疾走感があってかっこいいですね。
GANTZ PERFECT ANSWER 予告編 0:02 0:41 / 1:52 高校生VS.オヤジ!実写『いぬやしき』予告編
「いぬやしき」予告 公開日:2018年4月20日全国ロードショー 映画にもなった「GANTZ」などで知られる奥浩哉の人気漫画を、『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介監督が実写映画化。突然の事故をきっかけに、超人的な能力を得た初老のサラリーマンと高校生が、それぞれの目的で強大な力を行使するさまを描く。
自分の力を人助けのために生かす主人公を木梨憲武、同じ能力を手に入れるも悪用する大量殺人鬼を、『るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健が熱演。本郷奏多、二階堂ふみ、伊勢谷友介らが脇を固める。 配給:東宝
(動画説明欄引用)
これ、結構いい気がします。漫画もちょっと読んで、アニメもちょっと見ました。面白い。
で、映画の予告もいいです。
煽りテキストも映画に合わせた独自のものだし、世界観・ストーリーの説明をさっとしつつ、盛り上げどこもバババーっと見せつつ、この映画独自のよさもうまく見せてて結構気になっちゃいます。
参考にするのは難しめですが、面白い予告です。
映画『メッセージ』予告編
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編を監督するドゥニ・ヴィルヌーヴが、アメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」を原作に映画化した新作。謎の宇宙船が地球に飛来し、言語学者ルイーズ・バンクスは政府の要請で調査チームに招かれる。
そして数学者イアンの協力を得て、訪問者の特異な言語体系に触れたことにより、彼女自身の人生に影響を及ぼしていくようになる。
(動画説明欄引用)
宇宙人と言葉が通じないというところをテーマにしたらしい映画。
単にバトルアクション的なSFではなく、もっと繊細な物語なのかなと思わされます。ただ、巨大な宇宙戦艦が何隻も現れたり、各国が対処をどうするかの描写があったりと、全世界的な壮大さはやはりありそうで、ワクワクしてきます。
よくあるといえばその通りですが、やっぱりそういう展開はあって欲しいという感じですね。生卵に醤油はよくある当たり前の組み合わせだけどやっぱりうまい的な。
ミステリアスな空気感がうまく出ている予告編です。
私が撮った自主映画で最もミステリアスなのはこれですね。
だいぶくだらんですが、承知の上で見てくれる方がいれば大歓迎です。
映画『トランセンデンス』予告編
『トランセンデンス』 2014年 6月28日(土) 全国超拡大公開 出演:ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、 ポール・ベタニー、キリアン・マーフィ、ケイト・マーラ
監督:ウォーリー・フィスター
製作総指揮:クリストファー・ノーラン 公式サイト:http://transcendence.jp/(動画説明欄引用)
人間がパソコンに取り込まれて最強の力を得てパソコンが反逆する…的な、ターミネーターを思わせる設定があるようです。予告しか見てないので詳しくはわかりませんが、その鉄板ネタを用いつつ、映像はかなりの迫力と壮大さ。
そしていいセリフをうまく使っていて、ドラマ性もかなり感じさせられます。面白そう。
これが大作だ、と思わされるいい予告編。素人目線ですが、そう思います。
『図書館戦争』予告
これはなかなか面白い設定ですよね。恋愛要素があるので、ほかの予告編とは少し雰囲気が違うような気がします。みなさんにとってはどうでもいいことですが、若干今自分がつくっている映画と通ずる部分があるようにも思います。
「図書隊」という独自の存在がはっきりとわかるようにつくられていますね。
そして、最後ではよくあるスローモーションで叫ぶような場面が効果的に使われています。
映画『寄生獣』予告編
岩明均原作の人気漫画を主演・染谷将太、監督・山崎貴によって二部作で実写映画化した作品。
謎の寄生生物(パラサイト)がある日、海辺に流れ着いた世界を舞台に、右手に寄生したパラサイト・ミギーと共生することになった高校生・泉新一(染谷)と、ほかの寄生獣との戦いや友情、別れを描いている。
(動画説明欄引用)
冒頭、スクランブル交差点で人がたくさんいる様子を写すのは鉄板ですね。上でも紹介した私の処女作『抜本-BAPPON-』予告編・本編でもやっています。
↑本で戦うヒーローの壮大な映画。本編はこちら。
『抜本-BAPPON-』は少子化で滅亡しそうな日本、という設定がありますが、寄生獣の場合もまた社会的な背景が感じられます。そういうときは渋谷のスクランブル交差点とかの人混みを出すとなんか雰囲気出ます。
で、寄生獣の予告は前半が静かな狂気を感じるのがいいところですね。詩的でもある。
漫画の実写化ですが、期待ができる予告になっています。
リアル自宅警備員
手前味噌ですが、当ブログで制作した長編映画の予告編。
「自宅警備員」というネタを元に本気で映画化した本作。なかなかかっこいい&ネタ要素があって面白いと思うので見てほしい…ということで入れました。
ただ、これはタイトルの数字にはカウントしていません。ぜひぜひどうぞ~。
まとめ
書きたいことは全部記事中に書きましたが、とりあえず予告編はやっぱり見てて面白い、という感じですね。
気になったものがあったら、DVDを借りて見てみるのもいいですし、本編を妄想して満足するのもいいのではないかと思います。
ちなみに、SFとは少しずれるかも知れませんが、爆発的な人気作品が定期的に誕生するデスゲーム系もかっこいい世界観のものが多いと思います(というか、SF的な設定のものも多いですよね)。
ほかのブログの記事になりますが、以下の記事ではおすすめなデスゲームが丁寧に紹介されています。そういうのにも興味がある方は読んでみると面白いはずです!
いま観るべき「デスゲーム」映画・ドラマ11選 🎖【イカゲームだけじゃない!】
以下ゲームはもちろんのこと、カイジなんかもデスゲームのくくりで入っていて、幅広く知れて興味深いと思います。
ではそんなところで。でででん。