音楽関係の記事です。
音楽と言っても、私のような不貞腐れものに高尚な音楽なんて分かるわけがありません。
ポップな歌謡曲やみんなに愛されるアイドル曲もそれはそれで好きですが、私が長年どん底の精神状態で聴き続けているジャンル、それはもちろん社会で陽の光を浴びているものではありません。
ヒップホップ
精神的な弱者であり、毎日が怖くてしょうがなかった私を救い出してくれたのは、文学だけではありません。ヒップホップの世界で歌に込められたその歌詞がまさに私を黄泉の世界から引きずりだしてくれたのです。志賀直哉ばりに詩がなおヤバいのです【韻踏合組合のライム】
ということで、ジャパニーズヒップホップの世界に踏み入れようとしている方。踏み入れたからには、知らないといけない
ジャパニーズヒップホップアーティストをご紹介していきます。
絶対におさえるべきヒップホップアーティストたち
なんといっても、RHYMESTER
もう彼らのことは絶対に知っておかなければなりません。ジャパニーズヒップホップ黎明期の頃から活躍していまだに衰えることなく新曲を出し続けヒップホップ業界の内外に影響力をもつ彼らはなくてはならない存在でしょう。
メンバーの宇多丸、MUMMY-D、DJ JINの名前も絶対に覚えておくべきです。
言うまでもなく、キングギドラ(KGDR)
彼らもまたヒップホップには欠かせない存在でしょう。メンバーのZEEBRAとK DUB SHINEはそれぞれ単独での活動も大きく、彼らのそれぞれの曲もチェックしておくべきでしょう。強烈な歌詞もさることながら、音源もほとんど聴いとくべきです。ちなみに私はDJ OASISの曲が最も好きです。
また、彼らに欠かせないUZIや童子-Tも把握すべきです。
これまた無視できない存在は、スチャダラパー
彼らの90年代の活躍はRHYMESTERの宇多丸も嫉妬するほど。お茶の間にラップを広めたといわれるほど有名ながらも、彼らの曲には毒も威力もあり、ヒップホップに欠かせない存在です。
初期の頃に出した曲は少なくとも聴いておかなければなりません。
ポップと言われながらも、やはりメジャーで活躍した
KICK THE CAN CREWやRIP SLIME
も知らなければならないでしょう。彼らをDisるヒップホップ好きやMCは数多くいますが、そうした話をするうえでも知っておかなければならない存在です。
ちなみに、私はKICKのKREVAならBY PHE THE DOPEEST時代が好きでした。
圧倒的な存在感である、ラッパ我リヤ
重低音中心、押韻重視の本格派、男気あふれる彼らこそヒップホップと思っている方も多いはず。かくいう私もラッパ我リヤのとりこです。
山田マンのライムもフローも最強だと思っていたのですが、先日行われましたフリースタイルダンジョン(後日、記事にする予定)で、GADOROとバチバチの試合をしたQの偉大さも改めて感じさせられました。
ポップな音楽に飽きている方なら彼らから入るのが最も良いかもしれません。
闇ではなく狂気、餓鬼レンジャー
九州出身の彼らもまたやはり本格派ヒップホップ。独特の音源も知らなければなりません。
狂気を感じさせながらもしっかりした音楽となっている点で、際立っているでしょう。
黎明期には彼ら、Buddha Brand
ヒップホップ黎明期から活躍していた彼ら。彼らの病的な世界もまたヒップホップの神髄です。
ここまでを知らずに、ヒップホップを知っているとは言わない方が安全です。
語るなら知っておくべきヒップホップアーティストたち
Nitro Microphone Underground、SHAKAZONBI、M.O.S.A.D、Ozrosaurus、THE BLUE HERB、Dragon Ash、韻踏合組合などに少しずつ手を出していきましょう。
彼らを語れてヒップホップを知っていると言えるでしょう。
また、
般若、DABO、SUIKEN、Anarchy、AK69
といった一人でも巨大な存在感で輝くアーティストも知らなければなりません。
いとうせいこう、高木完、ECD
といった日本にヒップホップを根付かせた必要不可欠な人物も重要です。黎明期にヒップホップジャンルを開拓した彼らあってのこの世界です。
ヒップホップには注意が必要です。
それは世界観をまるで違うものに変えられるこのジャンルにどっぷり浸かると、もう全てが偽善的で飽き飽きしたものになるからです。数年間聴いていると、ふと離れる時期が来るかも知れません。
しかし、さらに数年、ヒップホップのない世界を生きていて、こちらを思い出したとき。もはや、こちらから抜け出すことはできません。純粋なヘッズ、ヒップホップの魔の魅力からは抜け出せないでしょう。
今度のヒップホップ関係の記事では、R指定や晋平太といった最近のヒップホップアーティストを語る上で絶対に知らねばならない人、知らないなら語らない方がいいような人たちを語ります。