もみじば「ブログの半分をおまえにやろう。
はい
> いいえ
というわけで、重度のドラクエファンである自主映画監督ブロガーもみじばが、ドラクエのパッケージデザインで一番かっこいいのはどれかを決めることにしました。パチパチパチ、パチ。
さて、ドラクエといえば堀井雄二、すぎやまこういち、鳥山明ですよね。
モンスターについては鳥山明がほとんど書かなくなって久しいですが、パッケージデザインはまだすべて鳥山明氏が手掛けています。
私は1~11は当然ながらすべてプレイし、リメイクもすべて購入して8以外は複数回クリアしています(リメイクの更なる移植は買ってないものもあります)。
そんな私が選ぶので、ルールは以下。
・原作だけでなくリメイク版も含む
・外伝作品も含む
・パッケージの表面のみで判断
・上位5つをランキング形式で紹介
先日は、かっこいい映画ポスター10選という記事を書きましたが、こういうのって意外と頭使うんですよね。でも、楽しいのでやります。
では。
歴代ドラクエのかっこいいパッケージデザイン ランキング10
意見がちがったら怒ったり狂って爆笑したりしてくださいね。
かっこいい映画ポスター10選のときは、映画のコンセプトや世界観、ストーリーを表しているか…なんてことに重きを置いていましたが、ドラクエのパッケージは単純に「かっこいいと感じるかどうか」で決めてます。そういうのもいいよね(自己肯定)。
10位 ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド【GB版(原作)】
1998年9月25日発売
販売数:235万本
いきなりかわいいパッケージですいません。
でも、本家ドラクエとは差別化したかわいいテイストで、さまざまなモンスターを仲間にできる楽しさをシンプルに表しているこのパッケージは好きです。
そして、入り乱れた感じではなく、ただ単純に蛇行?しながらモンスターたちが整列しているだけという構図がどことなくかっこよく見えるのでランクインとしました。
余談。Switchで復活してた!
この記事を書くときに知ったのですが、ゲームボーイ版のまんま移植がSwitchで出たようですね。
↑このパッケージも好きです。
これ、買うかもしれません。リメイクもやりましたが、だんだん複雑になっているので原作のシンプルなシステムも久しぶりにやってみたいです。
GBの音色を聞けるのも嬉しいです。懐かしい。
ダウンロード販売で\1,500です。
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドRETRO 販売ページ >
9位 トルネコの大冒険
これまたかっこいいのか? と思われそうなチョイスですが、この時期の鳥山明絵が好きなのです…。
地味にテリーのワンダーランドと構図が似てます(裏面なので判断基準には含んでいませんが)。
トルネコとドラクエ5のサンチョって太ってて道具背負いまくりなところが似てますが、トルネコのキャラの強さはやっぱりピカイチですよね。令和時代にピカイチって言葉は死語ですか。
さまざまな道具を駆使してダンジョンを攻略していくというコンセプトにも合ってて、わくわくするパッケージです。単純にこの絵のタッチだと私はだいたいかっこよく見えるので、この9位となりました。9位の基準はゆるめです。上位じゃないのでゆるしてね。
8位 ドラゴンクエスト2 悪霊の神々【FC版(原作)】
構図がかっこいいです。3人の勇者たちが悪に立ち向かうというコンセプトが表れてます。
勇者たちがすごくかわいい顔なのに、ハーゴンだけは逆にゲームよりもリアルテイストなのが面白い。
勇者たちの顔や等身がもうちょっとかっこいいテイストだったら、これは一気に3位くらいになる気がします。
そして、背景にラスボスであるシドーがいますが、背景にラスボスがいるのはドラクエパッケージの定番ですね。6や10も背景にラスボスいます。ネタバレが堂々とあるのがドラクエのパッケージの伝統(?)。
7位ドラゴンクエスト2 悪霊の神々【FC版(原作)】
こちらも構図がかっこいいです。
そして、最も「ドラゴンクエスト」しています。
2のパッケージと同じく、勇者がもう少しかっこいい顔だったらもっと上にランクインでした。このテイストはテイストでいいのでしょうが、スーファミ世代の私には少しかわいすぎるのです…。
このパッケージも、りゅうおうがドラゴン形態に変身することのネタバレですよね。ラスボスがパッケージに最も堂々と描いてあるのはドラクエ1かも知れません。6や10は背景にいる感じですから。
6位 ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち【PS版(原作)】
ドラクエ7がランクインすることに納得する人は少なそうですが…ランクインです!
私はドラクエ7が最初にまともにやったドラクエということもあって、ちょっとひいき目にしがちではあるのですが、このパッケージをかっこいいと思うようになったのは最近のことです。
当時は、6までのドラゴンボール感あふれる絵柄の方が好きでしたし、そちらの方がずっとかっこよく見えていました。
シーンのかっこよさ
ただ、年齢を重ねた今見ると、一見平凡な少年少女たちが、これから彼らを世界を救う旅へと誘うことになる禁断の遺跡と対峙しているこの場面を切り取ったこのパッケージがかっこよく見えるのです。
デザインやイラスト以上に、切り取ったシーンがかっこいいです。クリア後に感じることですが。
そしてなんというか、どこか映画的です。ユア・ストーリーはなんとも言えない映画でしたが、7の映画化はプレイ時間の長さのわりにシナリオけっこう省きやすそうだし、意外とうまくいくかも知れません。
7もリメイクが出てますね。グラフィックやシステム等がけっこう変わっていて、気合の入ったリメイクでした。
5位 ドラゴンクエスト5 天空の花嫁【PS2版(リメイク)】
このブログで最もアクセスの多い、歴代ドラクエシリーズ名作おすすめランキング!そして思い出補正へ…で1位に輝いているのはドラクエ5ですが、そのドラクエ5のPS2版。
巨大パパスが遠景と半透明に交わりながら敵に立ち向かう様子は、ゲームをクリアした人からすると思うところがあります。
鳥山明がパソコンで絵を描くようになってからはこんな感じのトーンが多いですが、彩度高めの色塗りもこれはこれでSFC版とはまた違うよさがあります。
超かっこいい! とまでは思いませんが、ダイナミックな人生と冒険を感じるパッケージです。パパス好きなのでパパスの力でランクインという感じです。基本はスーファミ版の絵の方が好きですが、パパスはPS2版も違う良さがあります。
4位 ドラゴンクエスト2 悪霊の神々【SFC版(リメイク)】
FC版より上にリメイク版を持ってきているのは、何を隠そう、私がこの手の鳥山明風タッチが好きだからなのである。
この記事を書いていて知ったことですが、背後にいるシドーは腕が1本足りていません。左右合わせると2本足りません。これが人間だったら腕なしになります。
腕という大事なものでも6本もあると2本くらいなくてもなかなか気づかない、という気付きを得ることができる素晴らしいパッケージデザインでした。
ではなく。
3人が鋭い目で何かに立ち向かおうとしている、ここまでのストーリーを感じる重みがかっこいいですね。ここまで様々な苦悩があってこんな悪役のような険しい顔になってしまったのだろう…と、想像の余地が広がりマクリンです。
3位 ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
1990年2月11日
よくちまたで「悪役のようだ」と愛されているドラクエ4勇者が大きく映ったパッケージです。
ドラクエではよく背景にラスボスがいるので、たしかにその理論で行くとなぜか全身セピア調でこちらを不敵な笑みで見返すこのパーマ男が黒幕に見えなくもありません。ですが、実際には悲劇のヒーロー。
物語冒頭からあんなひどい目にあえばこんな目つきになるのも仕方ないでしょう。とにもかくにも、この悪役のような雰囲気でこちらを見返す彼のおかげで(その大胆な構図のおかげで)、このパッケージはかっこよく仕上がっています。
女性勇者
女勇者の方がカラフルで主役的に描かれているのも、ドラクエ3のときとは違った点で面白いですね。3のときは性別を男女から選べるものの、パッケージでも作品中でもスルー(※FC版に限る)されてる存在だったので、これは女性のドラクエ進出です。
ただ、男の勇者には対してはわざわざ「男勇者」とは呼ばないわけなので、まだまだ女性の勇者進出は伸びしろがありますね!?
やっぱりネタバレ
ドラクエ1のパッケージと比較すると、まるで女性勇者の背後にいる青いドラゴンがラスボスのようですが、こいつはその逆です。
マスタードラゴンですね。しかしこれまたネタバレには変わりない(この記事書くまでずっとドラゴンライダーだと思ってたのは内緒)。
また、悪役顔勇者のさらに後ろには天空城っぽいのもありますし、やっぱりいろいろ詰まったパッケージです。
2位 ドラゴンクエスト5 天空の花嫁【SFC版(原作)】
この辺からテンションが上がってきます! 2位はドラクエ5です!
リメイク版のパッケージとはちがい、こちらにはパパスはいません…が、圧倒的にこちらの方が好きです。
このタッチの鳥山明絵が好きだからではあるのですが、タッチというか構図もいいですよね。リメイク版はパソコンっぽい構図で、なんか主人公、ゲレゲレ、ビアンカ、背景がそれぞれレイヤー分けされていて、自由に位置を動かせる雰囲気がぷんぷんします。
突然ながら私は作曲をするのですが(企業への提供実績もあるくらいの、半分趣味半分仕事という感じです)、それで考えると、PS版ドラクエ5のパッケージは、なんとなくいい感じのメロディーに伴奏を組み合わせただけ…という感じです。
一方スーファミ版のパッケージは、メロディーと伴奏が一体となって全体を盛り上げる雰囲気です。
…逆に然わかりにくくなってしまいましたすいません。
要は、スーファミ版のような手書きのイラストの場合は、「それぞれのキャラや背景がその位置でそのように描かれていることすべてに意味がある」んですよね。言葉の通り、キャラと背景が不可分なので。
そういう描き方だと、それぞれのキャラの一体感が強まります。スライムやベビーニュート、ゲレゲレは本当に主人公になついているように見えてくると(言い過ぎかも知れませんが)。
あとは、細かいポイントですが、スーファミ版パッケージでは主人公の服がボロボロなのもプラスです。坊や、どんなにかツライことがあったのだね、と。感情移入します。
優遇されしビアンカ
それにしても、スーファミでもプレステ2でもパッケージにいるのはビアンカ…。私はビアンカ派だからよいですが、フローラ派(デボラ派もいるけど)は怒り心頭なのではないでしょうか。ユア・ストーリーは酷評でしたが、フローラ周りのイベントは私は工夫したな~と思って面白かったです。
とにかく、5のスーファミ版パッケージ最高です。
1位 ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…【SFC版(リメイク)】
ファミコン版のパッケージも人気ぽかったのですが、私はスーファミ世代なことと、このド王道な鳥山明画が好きなので、こちらを選出しました。
この絵が好きすぎて高校のころ、インフルエンザにかかって苦しい中なぜか模写していました。
「魔王に立ち向かう勇者」という、いわゆる象徴的な勇者像がまさにイラスト化されていて、単純にもうかっこいいです。
ドラクエがつくりあげてきた勇者像をマックスに表現しているのは、このSFC版ドラクエ3のパッケージだと思います。
勇者がいる場所は、ゾーマのいる魔王城の見えるリムルダール北西の岬ではないかと思います。日本における勇者像をつくりあげたFC版3から時を経て、リメイク版の3でそれをイラストで完璧に具現化したこのパッケージは素晴らしいです。
FC版
FC版もかっこいいですが、こちらはたくさんの職業の仲間を表す側面が強いですね。
ランクインさせないと、最もドラクエの盛り上がりが熱かったと思われる当時のFC版ドラクエ3ファンたちに瞳に映った景色から住所を特定され、部屋にあるSFC版ドラクエ3をぶこわーす!と言いながらぶっ壊されるのでは、と思ったのですが、自分に正直にいきました。
FC版1、2、3のパッケージが並ぶとなかなかにかっこいいのですが、単体で見るとSFC版が好きな私としてはちょっと物足りなくなるのです。逆に言えば、SFC版がなければランクインしてましたね。
FC版3に敬意はありまくるので、この記事のトップ画像には1~3セットで使わせていただきました。光あれ。
リメイク版(SFC版)ドラクエ3は至高のリメイク作品
話をスーファミ版のドラクエ3に戻します。
SFCのリメイク版ドラクエ3はすごろく場やら、性格やらの追加システムも人気ですし、グラフィックも音源(音質)も、すべてにおいて評価の高い人気作です。
原作が神的な扱いになっていたので、リメイクに際しても相当気合を入れたものと思われます。
で、このSFC版の移植版がSwitchやWii等でさんざん出ていたりするのですが、なぜかモンスターの戦闘アニメーションがカットされているのでまるでやる気にならないのです。GBC版まではちゃんとアニメーションしてたのになんなんでしょうか。
更なるリメイクを気長に待っている私です。そして、そのときのパッケージも鳥山明先生様の描きおろしだったら嬉しい限りです。
まとめ
最後は思い出余って関係ない話を炸裂させてしまいましたが、それくらい思い入れのあるドラクエだということです。
そして、パッケージというのはそれだけ思い入れがあるドラクエの象徴です。
そして、そんな象徴に対してランキングをつけるのはなかなか難しいものなのです。
そして、そんな難しいことをいとも簡単に成し遂げたこの記事はなかなかに素晴らしいものだというのは疑いようのない事実ですから、今後も忘れられることなく語り継がれることでしょう。
そして、そんなこの記事は
伝説へ…
ちゃんちゃん
↓もっとドラクエの記事を読みたい方へ。