グルメ・食

水曜限定!1000円でおしゃれイタリアンランチを。神楽坂”イル・ラメリーノ”

 

いつもラーメン記事ばっか書いてる鬼人間とは私のこと。どうも、管理人の紅葉葉 秀秀逸です。中二病ではありません。

たまにはシャレオツなイタリアンレストランの記事も書こうではありませんか。別にジャンキーなものしか認めない、変にプライドの高いジャンク族ではないのですから、私は。

 

というわけで、神楽坂の地下にひっそりとあるイタリアンレストランをご紹介しましょう。

 


神楽坂「イル・ラメリーノ」で本格イタリアンランチ

神楽坂を歩いていると、こんな看板が控えめに置いてあります。

IL RAMERINO B1F」と書いてありますが、カタカナ表記がないと見逃してしまって店名だと気づきません。私がそうでした。まず、読めないですよね。イル・ラメリーノだそうです。

とりあえず、「トスカーフ?の野菜スープ or パルマ産生ハムとロミンS?」を前菜で選べ、「自家製パスタとエゾ鹿赤ワイン煮 or 自家製パスタとやわらか煮タコ or 自家製パスタSボロネーゼボッティーニ? or ラザニアグラタン」をメインで選べるようです。

ところどころ読めないですが、私はそもそもちゃんと読まずに入店したのであまり関係がありません。

 

水曜限定の安い、お得なビジネスランチの存在

とにかく、本格的なイタリアンが1000円で食べられる、かなりお得なお店なのです。ただ、後から知ることになるのですが、実はこのランチは「水曜日限定のビジネスランチ」というものの様子。偶然水曜に行った私はラッキーマンだったのです。私、ラッキーマン全巻持ってます。面白い。

2016/12現在はやってますが、いつやめるか、逆に毎日になったりするかわかりません。

 

とにかく店に入ります。

こういったエレベーターもありますが、無視して階段を行きます。

降りると…

イタリアンレストランが現れます。ドラクエのダンジョンで階段を下りたら宝箱があったような喜びがあります。あるよね。

 

店内に入ると、けっこう空いてました。1000円じゃあたいして儲からないし、ガンガン入れようとは思ってないのかも知れません。認知度アップ的な意味なのかも。

同じく神楽坂にある、とんかつの名店「あげづき」の店主もランチは儲かりはしない、と言ってました。

とりあえず店に入ると、4人席に案内されました。私は1人しかいないのですが、4人に分身が可能だった場合を考えると4人席は助かります。

店内の様子

石造りの一見すると無骨な壁ですが、うまいことオシャレげな感じにしてます。

店内の雰囲気は静か目な感じで、落ち着いたクラシックが流れて……たのですが、途中から急にハリウッドのアクション映画みたいな激しい感じになってしまい、そこからは結構曲がうるさかったです。結構笑いそうになるくらいには店内に合ってませんでした。

とにもかくにもメニューを見ます。

メニュー

というか、席に着いたらメニューを開いておかれるのでその時点で自然と見ることになります。

…これが結構難読だった。

ラーメン屋と比べるとイタリアンには慣れてないからなだけなんですが、「前菜はここからお選びください」とかは書いてないので、雰囲気でわからないと「パルマ産生ハム」だけで1000円かと勘違いしたりすると思います。

でもそれは私がイタリアンに慣れない生粋の鬼人間だからです。特別難しいとか、気取っててやばいとかではないですね。

 

前菜とメインを選択し、注文

とりあえずメニューを理解して、前菜は「パルマ産生ハムとロメイン」、メインは「自家製パスタとエゾシカ 赤ワイン煮 」にしました。名前の時点で「味噌ラーメン」とかとは響きが違いますね。基本、長いです。

味噌ラーメンだって、「明石産玄海味噌と濃厚スープ、中華麺を添えて」とかにすれば…微妙ですね。ちなみに産地と味噌の名前の組み合わせは適当なので、そんなのはありません。

味噌に詳しくなるなら、この記事がお勧め。

 

少し待つとまずは前菜です。

 

お上品!

…に見えますが、大切りのチーズ、下に敷かれたもっと大きな生ハムといった感じで、意外と豪快さもあります。

イタリアンと言ったらチーズにこだわる人もだいぶいるでしょう。納豆同様に発酵食品ですから、少し苦味なんかもあったりして、それが通な感じでいいんですよね。

こちらのチーズもそんな風に、少し苦いようなくぐもったスモークな味でした。生ハムとチーズと野菜が織りなすハーモニー的な感じで、上品な美味しさがありました。あんま詳しくないので前菜の食レポはこの辺で。

 

ちなみに、途中でパンも出てきます。

くるみが入ってる…と思います。

こちらは美味しいと思うものの、比較的普通でした。

 

というわけで、お次はメインです。

ラーメンと比べると…

同じ麺でも雰囲気が全然違いますね。

このラーメンは全然関係ない、東銀座にある「らーめん 紫龍」というお店のラーメンです。

 

そんな風にラーメンに想いを馳せながら一口。ちなみに想いを馳せるときによく合う曲をこちらで無料配布中です。まあ、この記事読んでる人は興味ないと思いますが…

 

とにかく一口食べると…

 

複雑な味わい!

です。

 

そして「本格的なイタリアンな感じで美味しいなあ」と思いました。適当な感想ではありません、実際そう思いました。

単純に「甘い!」とか「濃厚!」とか、すっぱいとかしょっぱいとか辛いとか、そういう風には言い表せないし、どんな味かを説明するのがちょいと難しいんですが、美味しいです。エゾ鹿もまたうまいような苦いような複雑さなんですよね。

苦いとも渋いとも少し違う、まあ、これまたスモーキーなんでしょうな。そこにわかりませんがラグーソースぽい感じのものが混ざり、いい感じに調和しています。高級料理店にあるような超複雑な味わいではないですが、1000円の中ではかなり複雑目です。

 

ちなみに、同じく複雑な味わいで言うと、神保町のスマトラ共栄堂がスパイスが混ざりまくってバランス崩壊ギリギリ手前の絶妙な複雑さでした。…が、このパスタは胡椒は入ってますが、別にスパイシーではありません。

 

試しにエゾ鹿の肉単体で食べてみると…

ちょいとパサついてて、さほど美味しいというほどでもありませんでした。スモーキーではあります。

これが、パスタとソースと一緒に食べるといい感じなんですよね。スモーキー×スモーキーがまた違うものを生むんですね。

ジューシーでうまいとか、脂身がうまいとか、肉汁がたまらん、とかそういうのじゃないんですが、じわっとうまい感じ。いやあ、語彙が足りないね。でも、こんだけ長く食レポする人もあんまいないよね。

 

食レポの結論

…てなわけで、複雑さから本格派イタリアンを感じられて、結論を言えばうまい! ということです。

1000円でこんだけ食べられて、しかも本格的な感じでとにかくお得! 途中で隣の席に来たセレブ二人組みたいな人も「消費税は?」「1000円ぴったしなの? すごい」みたいなこと言ってました。

はい、税込み1000円です。ちなみに、意外と量的にも満足できます。いいランチでした。

 

店舗情報

店舗の細かい情報はこちら。

  • イル・ラメリーノ (IL RAMERINO)
  • 03-3260-2660
  • 東京都新宿区神楽坂3-6-22 TheRoom神楽坂ビル B1F
  • 飯田橋駅から340m
  • ランチ営業、日曜営業
    定休日:月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)

出典:イル・ラメリーノ (IL RAMERINO)|食べログ

 

 

ひとこと

ランチってやっぱ破格なんですかね。イタリアンもいろいろ食べていきたいものです。

でも、ランチじゃないと気軽にはいけませんね。そういう意味でも貴重なイタリアンランチの紹介でした。

おしまい。


 

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