石神井公園【井の庄】新メニューは辛シビがたまらん担々麺&汁なし担々麺 - フリーBGM&自主映画ブログ|"もみじば"のMOMIZizm

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石神井公園【井の庄】新メニューは辛シビがたまらん担々麺&汁なし担々麺

たいした用もないのに、ついついバスに乗って石神井公園に行ってしまうモーミンパパです。

以前は歩いていたのですが、完全に近道を覚えてしまってからは面白みが感じられなくなり、最近はもっぱらバスです。

外の景色も慣れ親しみ過ぎてしまったので、車内では文庫本を読んでいます。新書のときもあります。メシを食って、コーヒーを飲みます。

一応、パソコンなども持っていくのですが、メールチェックすらせずに読書のつづきをしてしまうことが多いです。このあいだは「陰謀の日本中世史」なる本を読了しました。信長がイエズス会の陰謀で殺された説を信じてしまうのは、自分を頭がいいと思っているバカに多いそうです。思いかけていたので、ひとりで赤面し変な汗をかきました。

 


井の庄@石神井公園

で、メシの話でした。赤面&汗です。

石神井公園でメシといえば、公園の湖畔沿いにある洒落た建物の「ラガッツア」というイタリアンがおすすめですなどと気取ってみたいですが、やはり一般的には「井の庄」でしょう。

知らないひとのために簡単に説明すると、魚粉をドバッと投入したつけ麺が有名で、それに唐辛子もドバッと投入したつけ麺がもっと人気の行列店です。

 

店舗まで

駅からすぐのビルにあるのですが、最初だとわかりづらいです。

地下の飲食店街にあるのですが、昼間は休んでいる店が多く、階段を下りるのにやや勇気が必要です。再開発でお洒落タウンになった石神井公園ですが、ずっと前からあるビルはそこだけ薄暗く、ひとけもまばらなのです。

ところがひとけのない階段を下り、ひとけのない廊下を進み。ひとけのない角を曲がると、突如として行列ができているわけです。

 

普通で大丈夫ですか

辛いもの好きで賑わっているのに、人気店というのはそれに満足しないんです。少し前から新メニューとして、担々麺と汁なし担々麺を始めたのです。

辛いだけは興味のないわたしですが、そこに「シビれ」が加わると俄然大好物となります。麻婆豆腐、大大大好きです。花椒、たまりません。

なので、当然ながら担々麺も嫌いなはずがありません。タンメンも大大大好きですが、それは発音が似ているだけで別物です。基本、ラーメン類、辛いもの類、ガッツリ類は息子にまかせているのですが、ここは「シビれ」が入ったのでわたしが紹介させてもらおうと考えました。

ここは入口脇に自動販売機があって、ここでまずメニューを決めます。で、脇にいるオネエサンにチケットを渡す。するとメニューに合わせて、オネエサンが選択を迫ってきます。担々麺と汁なし担々麺の場合は、

「辛さとシビれは、普通で大丈夫ですか」

と、もうひとつ。

「ごはんがつきますが、白いご飯がいいですか、そぼろご飯がいいですか」

わたしを含めてほぼ全員が「そぼろご飯」を選んでしまいます。そのほうがお得だと思ってしまうんですね、貧しい人間の性として。たぶん、実際にお得なんでしょう。白いご飯の上にそぼろがドッと乗っかってるぶん、どう見てもお得です。そぼろのぶん、ご飯少なめとしうこともなさそうです。

そぼろご飯

ただこのご飯の上にそぼろは、担々麺の具の挽き肉とは別物です。味も甘いし、あっちは豚肉と思しいですが、こっちは鶏肉と思しいです。このご飯は麺の合間に箸休めとして掻き込んでも別に注意されませんが、基本的には麺を食べ終わったあとの汁や汁なしでもなんか残っているものに混ぜ込んで仕上げにしているひとがほとんどです。

だとしたら、そぼろは余計かもしれない。余計だと思える。余計なんじゃなかろうか。余計であろう。たぶん、余計だ。きっと、余計だ。余計だ。

と思うのですが、なぜか次のときも「そぼろご飯」にしてしまうのです。なぜかではなく、貧乏性だからです。わたしだけでなく、みんな。

それで待ち客がいたら、壁に沿って置いてある椅子に順番に座ります。お昼時をはずした時間などで待ちがなければ、オネエサンが指定した席に着きます。

 

どちらも汗の出るうまさ

さあ、担々麺か知るなし担々麺が出てきます。

本来なら、ここできちんと味の説明をすべきなのですが、わたしは担々麺と汁なし担々麺をまとめてさらりと書かせてもらいます。

辛くて、シビれて、うまい。

ご飯なしでも、量も満足。

はい、以上。

補足するなら、中華料理店の担々麺とは違います。あちらが山の手ならば、こちらは下町です。お上品ではないこその、「ふー、食った」感が得られる一杯です。

おまけに、ご飯もたっぷりです。どんぶりにぶち込めば、朝ご飯食べ終わった途端に昼ご飯が出てきた気分になれます。

これをしあわせと取れるかどうかは、そのひとの胃袋の大きさとそのときの胃袋の状態によります。しかしここは客の女子率も高いですし、わたしを含め客のジジイ率も高いのに、みんなぐわしぐわしと掻き込んでいます。

店を出ると、腹ぱんぱんです。

もともと辛さには定評のある店ですが、「シビれ」も本格的であります。町中華の麻婆豆腐なんかだと、どうしても辛さもやや不足だし、シビれに至ってはほぼナシということもあります。その点、上品じゃないのに、ちゃんと辛くてちゃんとシビれるのは、なかなかに有り難いものです。

 

まとめ

石神井公園は、一般的にはバスではなく、西武池袋線に揺られて行く場所です。急行も停車しますし、いまや横浜からでも一本ですから便利といえば便利ですが、用もないのに下りないといわれればその通りだと思います。

なのでデートで彼女とボートに乗りたいけど、井の頭公園は「別れる」というジンクスがあるからイヤというときにでも出かけてみてください。

あっ、でもデートなら「ラガッツア」のほうがオススメか。とくにまだつきあっていないのなら。倦怠期のカップルならば、とてもいい刺激を共通体験できてあたらしあい絆が生まれると思います。