ほのぼのする絵だなあ。。
三文享楽。
よく「落語家っぽい名前だね」とは言われますが、まったく落語家とは関係ありません。
また、私のしゃべり方なのか、私の立ち居振る舞いなのか、それともムダに貫録ある風のこの肥えた腹のせいなのか、やたらと落語研究会にいたの?と間違われることがあるのですが、落語家ではありません。
ただの落語好きです。
どうも、ただの三文享楽です。
そういや、落語を見に行ってみたい。
でも、どこに行けばいいの?
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
今回の記事は、そういう方向けです。
で、どこ行けばいいの?
寄席です。
都内にいくつかしかない寄席に行けば見られるわけです。
さあさあ。
具体的に、都内ではどこに寄席があるか見に行ってまいりましょう。
まず、本場、「浅草演芸ホール」
こりゃもう正月などでは、テレビに出ていますが、落語の総本山じゃないでしょうか?
もう芸人といったらここ、大道芸人、落語家、あらゆる芸人の巣窟でしょう。
とまあ、中は椅子席で、まずまずの広さですね。演芸場ホールの周りも昼から酔っぱらっているような人ばかりなので、こちらも酔っ払いばかりといった様子。
寄席でもネタにされますが、上野の鈴本演芸場とはまるで違う雰囲気。
上野にある、「鈴本演芸場」
こちら椅子席でキレイですね。落語と落語の合間にはドアを開けないようになっていますし、一人一人の椅子がまずきれいです。
寄席というと小汚いようなイメージがある方には、びっくり!
なんだか、きれいな舞台を見に来ているような感じでした。
インターネットで挙がっている落語なんかもこちらで撮影されているような雰囲気。
まあ、落ち着いて見られる雰囲気ですね。
山手線を反時計回りして、「池袋演芸場」
いやあ、アンダーグラウンドの狭い空間でよくもまあこれほどまで人を押し込めましたなという感じ。その分落語家もすぐ近くにいるので、まあ、手の届きそうな近さで、最も落語家を近距離で楽しめるっていうとこではありますね。
中では飲酒も禁止されていますし、そもそも動きにくいくらいに隣との距離も近いので、まあ、落語に集中せざるを得ません。近くて狭いので、落語をもう嫌でも楽しめますね。
さらに、反時計回り新宿にある「末廣亭」
こちらまあ、昔ながらの感じですよね。
椅子席の他に、桟敷席なんていうものが設けられているのだから、そりゃもう落語を見にきたという感じですよ。客層もバラバラと、色んな種類の方がいます。
ひろくゆったりしているから、ゆったりと落語を楽しめます。
桟敷席で落語を見るなんて、風情があっていかにもって感じじゃないですか。
寄席
東京じゃ、寄席はこの4つです。
どの寄席にもそれぞれの良さがあります。
寄席に行ってみたい、だけではもったいないです。
寄席に行くと単純に落語というお話を楽しめるだけでなく、芸人という生き方を味わえます。
寄席を宣伝しておいてこう言うのもなんですが、寄席に行く前にはテレビやインターネットで落語の有名どころを聴いてから行くといいと思います。
せっかくお金をかけて寄席に行くのだから、寄席では話の内容を一生懸命聞くのではなく、なんとなく知っている内容をどの落語家がどのように語るか見て楽しむのがいいと思います。
芸人さんからすれば「内容覚えるまで通い詰めて、飽きたら他の楽しみ方をしろ」かもしれませんが、なかなか行く時間もお金もありません。最低限の知識をもってから楽しむ気で行くと、充実すると三文流の寄席の楽しみ方でした。