『リアル自宅警備員』制作記 自主制作映画

新しい自主映画を構想中。そして今までを振り返る【制作記始動】

2016年8月11日

こんにちは。

いきなりですが、このブログを開設したそもそもの理由と言えば、「せっかく撮った自主映画を公開する場がない」というのが理由でした(これは今まで何回か書いてきました)。

まあ、Youtubeに上げることはできるんですが、めちゃくちゃ宣伝しまくらないとアクセスがなっかなか伸びない。100再生行ったと思っても、その内の80は制作陣の再生とかそういうレベルだったので…。

といって、今も10000再生なんかは到底到達せず、頑張って時間かけてやっと1000再生がいくつか…というレベルですけどね。前よりは宣伝しまくらなくてもいくので、大分ましになりました。

 

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そんなわけで、このブログはそもそもは自主映画がメインのブログだった、というわけです。今でこそ音楽素材の公開や、ゲストライター三文享楽による小説配信なんかもして、グルメ記事も色々書いてますが、元々は自主映画のためのブログでした。

しかも公開されている音楽素材も大半は自主映画用に作曲した曲だったり、三文享楽は自主映画の主演だったりと…今でも色々と自主映画中心なのです。

なので、自主映画の記事を書きます。制作記です。久しぶりに。


私の自主映画の歴史

私が最初に撮った自主映画は『抜本-BAPPON-』という長編アクション映画でした。しょっぱなからいきなり90分のアクション映画を撮ったのでめちゃくちゃ苦労しました。

その際の制作記録も途中まで書いてるのでよかったらどうぞ。

キャプチャ

↑『抜本-BAPPON-』のワンシーン。 本が重要なのです。

 

とにかく、この時に私は「長編は大変だ」ということや、「ロケ地に困る」ということ、「役者集めが大変」ということ、「天気に恵まれるか当日までずっと不安」というようなことを学んだわけです。

なので、その後は短編をメインに撮ってきました。ロケ地をほぼ一か所に絞り、ほぼアフレコでいける短編映画を撮ったりもしました。

そして、「合成が大変だ」ということも思っていたのですが、そこは頑張って再び新たなソフトで挑戦したりもしました。

キャプチャ

↑合成シーン。よく見るとじゃんけんをしているだけ。

 

この壮絶じゃんけんバトルなムービーで、新ソフトアフターエフェクトでの合成に少し慣れました。

 

で、その次の作品では合成に疲れたために合成なしの短編即興ムービーを撮りました。

キャプチャ

↑ある小道具一つから発想し、即興で作ったムービー。楽しかった。

 

これは合成もなく、短編だったので比較的楽でした。それでも結構時間がかかりましたが…。

 

そしてこれから…

そして、ここまで来て、遂に久しぶりに力作の自主映画を撮ろうと思い立ったのであります。

今まで三文享楽に色々とアイディアを送り付けたり、スマホのメモアプリに書きまくったりとしていたわけですが、遂に実現可能かつ、面白くなりそうなものを思いつきました。

前にも面白そうなのはあったのですが、実現が難しく、途中で諦めました。自主映画においては予算が皆無に近いので、実現可能かどうかがかなり重要です。まあ、『抜本-BAPPON-』は工夫でかなりそこをカバーしましたが。

どんな映画?

雰囲気としては少し『抜本-BAPPON-』に通ずる社会派フィクションな部分と若干のナンセンスさがあるものです。その設定の上で、小さな場所でハリウッドばりの壮大展開に持ち込んでいきます。

なので、今回も合成がかなり発生する大変なムービーになる予定です。いやあ、大変だ。

更に、それに加えて今回は心理描写的なところもしっかりやっていきます。『抜本-BAPPON-』は人間の描写が比較的薄かったと思ってます。

 

しかし。

 

長編で合成ばりばり、超壮大、心理描写もばっちり。なんてことをやると私の体がもたず、時間も足りません。なので、今回は長編にはしません。中編の予定です。できれば30分以内に落とし込みたいと思っています。90分の力作映画よりも、5分の超力作ムービーの方が拡散される時代ですし。

しかしまあ、今回は30分程度で考えています。まだ脚本を書き終えてないので、本当に収まるのか、それとももっと短くなるのかはハッキリとは見えてませんが、目安として考えてます。全体の構想はほぼ固まってきました。

 

今までと違うところ

そんな新作自主映画ですが、今回は今までよりも本格志向でいきます。

ロケ地

まずロケ地。『抜本-BAPPON-』ではクライマックスシーンは場所を借りましたが、それ以外は基本的に無料でゲリラ撮影か、様々なツテで無料の場所を使っていました。

今回も無料撮影で済ませることができる舞台設定ではあるのですが、多少お金を使って、しっかりしたロケ地を借りようかと思ってます。

調べまくっていると、レンタルスペース系はロケスタジオと違って格安なのがわかったのですが、ちょっと雰囲気に合わないので結局ロケスタジオ系になる気がしています。

衣装・小道具

次に衣装と小道具。今までのムービーはほとんどすべて自前の服で済ましていました。唯一マントみたいなのだけ短編CM用に買ったことがありますが、それ以外は全て既存の服でした。小道具も同様です。

ただ、『一人の怒れる釣り人』という、三文享楽が監督した映画でまともな衣装と小道具をちょっと使ってみたところ(映画用に買ったわけではなく、ちょうどいいものを持っていた)、雰囲気がぐっと本格的になったのを感じました。

キャプチャ

↑比較的しっかりした衣装。釣り竿ももちろん本物。

 

そこで、今回は衣装にも少しお金をかけて、ちゃんとしたものを使います。

スタビライザーを使う

前回の手ぶれ記事で書きましたが、ステディカムマーリン2 という、手ブレを大幅になくしてスムーズな映像が取れる器具を購入しました。

これを使用するだけで意図的なカメラワーク感がぐっと増します。そして、プロっぽい雰囲気になります。『抜本-BAPPON-』は手ブレを逆利用する緊迫感の出し方なんかで工夫をしていたのですが、ちょっと酔うという意見もありました。手ぶれあり、なしをうまく切り替えて演出に盛り込んでいこうと思います。これに頼ってはいかんとは思ってますが、これは基本に過ぎない、とも考えられます。

 

…とこんな感じで総括

こんな風に言うと、結局金かよ、となりますが、まあ、”金をほとんど使わない”で超がんばるのは『抜本-BAPPON-』でやりつくしたので、今回は”金をあまり使わずに済む”程度のところで、本格的にやろうと思ってます。

誰かが家とか部屋を貸してくれたらほとんど無料で撮影できる設定なんですけどね。撮影に集中するためにはロケ地を借りた方がいいのかも、とも思っていて悩みどこです。

ただ、ロケ地と衣装だけがしっかりしていて演技や内容がしょぼい、というのが一番ダサいなとは思っているので(そういうのをYoutubeで見た)、そこはしっかりやっていきます。

更には、『抜本-BAPPON-』のときは無料ソフトで編集していて、ビデオも友人に借りたものでした。それが今やカメラはGH3ソフトはAdobeのプレミアプロやアフターエフェクト。かなり本格的なものが揃ってきています。

低予算

こうなればなるほど、金を使わずにあそこまでやった『抜本-BAPPON-』は凄かったなあ、と過去の自分に感心するのですが、金を使わない限界もそこで知った気はしていました。

低予算自主映画とかいって、普通に100万使ったりしてますからね。『抜本-BAPPON-』とか交通費以外入れても10万ちょっと超す程度なはずですからね、恐ろしい低予算。

でも見る側は低予算かどうかじゃなくて、面白いかどうかなので、やっぱそこにこだわらなくては、と思うばかりです。

 

というわけで、14日にワークマンというところに三文享楽と共に衣装購入に向かう予定です。ついでに撮影もしてくる予定です。

遂に始動です。新作自主映画、今年中にできたらいいなあ、と思ってるので、どうか応援よろしくお願いします。これからもたまに制作記的なものを書いていきます。


 

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