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【SoundCloud・ダウンロード素材6】カルミナ・ブラーナを少しオマージュ「人類淘汰のカンタータ」

2015年12月28日

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チンピラに絡まれたい人はいますか?

私は絡まれたくありません!!

…さて、そんなチンピラに絡まれたときに脳内に「カルミナ・ブラーナ」を流すと、まるでチンピラがラスボスに感じられて恐ろしくなるのでお勧めです。

恒例の私がSoundCloudで公開している曲の紹介記事ですが、今回は上の記事で紹介している「カルミナ・ブラーナ」「カンタータ オルビス」をオマージュして作った曲を紹介します。

 


荘厳なカンタータを意識した劇伴音楽「人類淘汰のカンタータ」

上にも書きましたが、「カルミナ・ブラーナ」や「カンタータ オルビス」荘厳な合唱の交声曲(カンタータ)をイメージして作った曲。それが「人類淘汰のカンタータ」です。

物騒な曲名ですが、それは『抜本-BAPPON-』という「少子化対策を巡る戦い」をモチーフとした自主制作映画のために制作した音楽だからであって、別に人類を淘汰してやろうという思想の持ち主ではないので安心してください。安心しきってください。次回作はチンピラ淘汰カンタータです。

 

カンタータとは

さて、そんな「人類淘汰のカンタータ」ですが、カンタータというのは交声曲のこと。つまり、カンタータとは合唱が入る曲なのです。

アクションやファンタジー・SFなんかの壮大な映画のクライマックスシーンでは大抵、壮大な感じで合唱&オーケストラの音楽が鳴り響いていますが、合唱が入るとなんだか一気に世紀末感が出るんですよね。なぜでしょう。

なんにしても、この曲もやはり『抜本-BAPPON-』においてはクライマックスに使われる曲です。少しわざとらしいくらいに世紀末的なイントロから始まり、その後、嵐の前の静けさのような静寂となり、そしてまた盛り上がっていく…という感じでクライマックスの演出に相応しい曲作りをしました。

では、曲を聴いてみてください。映画用に作ったのを少しだけ編曲していますが、元は映像の尺に合わせて作っているので、終わり方はちょっと無理やりかも知れません。ただ、雰囲気はまさにクライマックスとなるようにしています。

音楽素材のダウンロードはこちら

※social unlockというシステムにより、twitterでツイートをすると曲をダウンロードできるようになります。soundcloudの仕様上、日本語ファイル名が文字化けするので、ダウンロード後に末尾を「.mp3」に変更お願いします。
どうでしょうか。

映像に合わせて曲調なんかを変えてたりはしますが、全体としては壮大な宗教曲的な感じを意識して作曲しました。多少くさいくらいの盛り上げ方をしていますが、使用シーン的にはこれくらいの演出がちょうどいい感じなのでありだと思っています。

この曲を作るにあたって参考にしたのは、下記の2曲です。

①カールオルフ/世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」おお、運命の女神よ

壮大なカンタータといえばこれを抜きには語れません。歌詞は実は下ネタ的な感じなのですが、曲の雰囲気は最高です。

②すぎやまこういち/伝説巨神イデオン カンタータ・オルビス

そしてもう一曲はこちら。ドラクエで有名なすぎやまこういち氏の曲です。この曲自体が「カルミナ・ブラーナ」みたいな曲を作ってくれ、と言われて作った曲らしいのですが、こちらはこちらで非常にいい曲です。歌詞もまじめです。

 

ほかにも色々と聞きこみましたが、主にこの2つを研究しました。どちらも凄い名曲なので、それに挑むつもりで作曲しています。

似た系統の名曲を一気に聴きこむとやっぱり色々と発見があって面白かったです。一つだけ言うと、この手の曲はメロディーに「同音連打」の要素を組み込むことが重要です。そうすると原始的な力強さが生まれるわけです。

 

「人類淘汰のカンタータ」使用シーン

そんな「人類淘汰のカンタータ」ですが、すでに書いたように、この曲は私が以前制作した『抜本-BAPPON-』という自主制作アクション映画の重要シーンに使用されています。

『抜本-BAPPON-』はバカ設定のバカアクションが、後半に行くにつれ真剣で壮大な話に見えていく…という構造で作った映画ですが、該当シーンはすでにシリアスな雰囲気に包まれている場面です。かなりのネタバレなので、本編に興味がある方はこちらのページで最初から見てもらえると嬉しいです。

「人類淘汰のカンタータ」は、下記動画の5分22秒辺りと、23分27秒辺りから使われています。

どんな映画やねん。と思うかも知れませんが、通しで見るとその突っ込みもなぜかなくなるような独特の映画になっているので、よかったら全編ご覧頂けると非常に嬉しいです。

まとめ

というわけで、カンタータなるものを作ったので、その曲の紹介記事でした。

壮大な映画のクライマックスシーンにつきものなこの手の曲を一度自分で作ってみたかったので、大変でしたが、なかなかに楽しく作れました。曲の構成や終わり方を音楽単体でみたときにもっと完成度が上がるように編曲したい気持ちはあるので、いずれまたこの曲には手を付けるかも知れません。…が、どうせやるなら新しい曲でやる可能性も…。

では、自主映画『抜本-BAPPON-』の方もよかったら見てくださいね! それではまた。