ラーメンを食べ歩きもう何年だろうか。
気付けば私は「何故ラーメンを食べるのか」ということすら考えずに、見たことのないラーメン屋があれば”とりあえず”入る。そんな生き方をしてきていた気がしてならない。もはやラーメン奴隷である。
そこで私は数年前からラーメン以外にも目を向けることとした。目を向けたのは…
とんかつ。
ラーメンばかり詳しくても流行り廃りの激しい世界。かくして、私はとんかつの世界にも踏み入れることとなったのである。
…てなわけで、ラーメン好きが講じて自主映画を撮るようになった私ですが、今回はとんかつの食レポをしたいと思います。
池袋で美味しい豚カツ屋を見つけました。また行くかも。
池袋は富士そばの二階。お勧めとんかつ屋の「清水屋」
池袋では今までラーメンは食いまくってきました。まあ、上には上がいるので私がラーメンマスターだとは名乗りませんが、ラーメンリーダーくらいのレベルにはなってると思います。
そんなリーダーでも、池袋において、とんかつは大して食べたことがありませんでした。
というか、池袋で夜ご飯を食べるとなったときに、三文享楽と共に「絶対にラーメン屋以外に入る」と意気込んで街を徘徊した結果、ラーメン屋しかなくて結局ラーメン屋で餃子だけ食って帰る…という、謎の意地を見せて終わったことがあるくらい、池袋はラーメン屋だらけです。
まあとにかく、そんな池袋で私はとうとう美味しい豚カツ屋を見つけることができたのです。しかし、私が今まで気付かなかったのも無理なし。
さあ、この中に豚カツ屋が隠れています。どこでしょう?
ずんずん
ボボ… ぼ
じゃーん
なんと、富士そばの二階でした~。
富士そばでとんかつを扱ってるのかなあ、くらいに見えかねません。こんなとこにあるとは知りませんでした。富士そば二階暗しです。
富士そば横のわかりづらい階段を上っていくと…
手ブレが激しいですね。ちなみにビデオ撮影で手ブレをなくしたい方は「手ぶれとは今日でおさらば!ステディカムマーリン2は超お勧めスタビライザー」という記事がお勧め。まあ、この記事見てる方にはあまり需要なさそうですが…。
さて、とにかくこんな階段を上った先に、とんかつ屋があるわけです。初見で行ったら、途中で「大丈夫かな? この店」って帰っちゃう人も多いと思います。
にも関わらず!
そんな立地条件にも関わらず、店の扉を開けるとそこには賑わった空間がありました。
平日昼間だったからかも知れませんが、サラリーマンが多めでした。結構混雑していましたね。そんで、なんとなく常連感を覚える人が多くいました。やはり、こんなわかりづらいところにある店は、一度見つけたら何度も来たくなってしまうのでしょう。
「俺は知ってるぜ。隠れ家的な名店を。そう、その名は、回転オトエフミだ」
まちがえた。回転オトエフミはこのブログの名前でした汗 ^^;;
「俺は知ってるぜ。隠れ家的な名店を。そう、その名は、清水屋だ」
みたいに語りたくなってしまうのでしょう。^^ ^^
そういうわけで、少し混んではいたものの、カウンターは何席か空いていたので、そこに案内されます。
先にお茶と沢庵を出してくれます。
上ロース定食を注文
ロース定食、ヒレ定食、シーフード定食、カツカレーと色々ありましたが、今回私は奮発することに決めました。
上ロース定食の出番です。
1200円(税込)
ということで、昼飯としては高いですが、ただ、上ロースとしてはちょっと安い、そんなお値段です。
注文してからは10分ちょっとは待ちましたが、机に運ばれてきたときのトンカツのうまそうさは、待った時間に比例して高まる期待感を満たしてくれるものでした。
このお店、実は結構ボリューミーで有名です。超ボリューミーなわけではないのですが、値段の割にボリュームあります。
写真じゃ伝わるか微妙ですが、食べるとかなりの満足感です。というか、腹いっぱいです。
ご飯はなんとなくその雰囲気を察知して「大盛り無料ですがいかがですか?」「あ、普通で大丈夫です。ぼぼ… んぼ、ぼ^^」という会話をしたおかげでなんとか食べきれそうな量になりました。(隣で大盛り頼んだ人のご飯をのぞき見したらかなりの量でした。)
一口目の感想
そんなこんなで食べてみたところ、これはかなりうまい! という感じの味でした。
上ロースはやっぱ違うな! と思いましたね。この店では上ロースしか食べたことないですけど。
とにかく、衣がサクサクというか、ちょっとホロホロで、いい感じ。うまいとんかつ屋は塩で食うのを進めるところも多い印象なのですが、ここのはソースが合ってる感じがしました。衣のホロホロ感に、肉の脂身の感じがソースを絡めるとより一層調和する感じでした。
ジューシーだけど少し控えめな渋さも感じる…そんなことを調子に乗って言いたくなる味わいのとんかつでした。
まあ、要はうまいということです。
ちょっと崩れやすい
ただ、ホロホロと言ったように、ちょいと崩れやすいようで、箸で持ち上げようとすると真ん中で崩れてしまうケースが多かったです。私はどうせ一口では食べないのであまり気になりませんでしたが。
崩れるくらいの感じから言ってもソースがよく染み込むのでソースが合うなあ、という印象でした。
豚汁
ちなみに味噌汁に見える飲み物は豚汁! これもうまかったですね。
ただ、とんかつがボリューミーなので後半は小食な自分には厳しく、箸休めに味噌汁飲もうとしたら豚汁だったこと思い出して休めない…みたいな豚ピッグスパイラルには陥りましたが。でも、おいしい豚汁でした。
大量のキャベツ
なんとなく写真だと伝わりませんが、キャベツも結構多めでした。
ただ、後半脂がきつくなってきた私にとってはこのキャベツはいい箸休めでした。ばりばり食いました。
店舗情報
最後のまとめの前に店舗情報です。
・店名:清水屋 (しみずや)
・ジャンル:とんかつ、かつ丼・かつ重
・交通手段:JR池袋東口、徒歩4分。明治通りを大塚方面へ、最初の交差点「富士そば」の2階池袋駅から385m
・営業時間:
[月~金]
11:00~22:00 (L.O. 21:30)
[土・日・祝]
11:00~15:00 (L.O. 14:30)
18:00~22:00 (L.O. 21:30)ランチ営業、日曜営業
引用:食べログ|清水屋
東口からYAMADA電機を目指して行って、YAMADA電機を無視していくとその内ひっそりと見えてきます。分かりづらいので要地図参照です。
まとめ
というわけで、食べ終わってみるとかなり腹いっぱい! これ以上は食えない…という状態まで追い込まれました。が、私は小食な方なので、たくさん食う人なら大盛りにしたらかなりコスパが良いと思います。
しかも、普通のロース定食なら865円です。これは安い!
池袋といえば今まではラーメンだったのですが、今後はとんかつもありだな、と私の中の常識を覆してくれたとんかつ屋でした。ありがとう、清水屋。
まあ、食べログを見ると結構高評価と低評価に分かれてる印象があるので、もしかするとさっぱりが好きな人にはあまり好まれないのかも? ですが、サービスもマニュアルというよりは真心感のある丁寧さで、色々と好印象なお店だったので、私的にはいいお店でした。
さあ、君も行こう。清水屋へ。
↑清水屋へと向かう時の切ないテーマ曲。作曲:管理人
他にもとんかつはこの世に色々と存在している
とんかつに飽きたら結局ラーメンに戻るのもありではないだろうか