ええ。
ラーメン屋の行列です。
こうした景色を間近で見るということは、私、三文享楽にとって珍しいことです。(なんで珍しいかはこちらのラーメン記事)
そして、珍しく間近で見ているこのお店、
横浜豚骨醤油ラーメンの総本山
と言われている店であり、私、三文享楽を二度も撤退させた店でもあるわけです(撤退とは!?こちらのラーメン記事へ)!
横浜駅から歩いて数分
以前の横浜家を思い出しながら、近づきます。
ありました、ありました。
これですよ。
基本的には、先に情報なんて調べずに行き当たりばったりの三文ですが、今回はしっかりと調べてから参りました。
そして、この文字を見ていたわけです。生で見ると、違いますねえ。
しかし、この文字を読んでいるだけで、あの冒頭の行列を待てるはずもありません。健全な皆さんはビールでも飲まずに待ちましょう。グーグルさんをはじめ、健全な方はビールを飲みません。
あ、言い忘れました。
最初に店内に入って、食券を購入します。
この色のついたプラスチック板が出てくる自動販売機。いい意味でも悪い意味でもなく、機械的で近未来のラーメン屋に来た感覚です。昔なつかしいラーメン屋店主とのやりとりなんか求めず、味だけを求めている三文には楽なシステムでもありあます。
トッピングは細かに分かれております。
家系にピッタリのほうれん草を頼みましょうか。いえ、それとも同じくピッタリの海苔を頼みましょうか。
いいえ、最初は最もオーソドックスな基本形を食べましょう。
基本のラーメンを注文、しかし滅多に来られるものではありません。大盛りにします。
そして、また列に戻るのです。
ビールを飲まずに45分ほど並び…
回転が早いからそこまで待たないだなんて言われながらも、まあ、なんだかんだ15時に行ったというのに、45分並びました。
繁盛店の行列を行った身で愚痴ってもしょうがないものです。そして、私は席に案内されたのです。
もう、ここまで待てば美味しいに決まっている。家系ラーメンを食べるときにはいつもの儀式があるではないか。
そう。最後に、
とある呪文を唱えてみるのです。
「濃いめ、多め、固さ普通」
お好みと問われたタイミングでこう唱えてみるのです。
もう、ラーメン好き、もとい家系マニアならもう当然の呪文ですかね。
これさえ言ってしまえば、美味しいラーメンが届くのですから。
あとはもう待つのみ。
数分後、
どん
これなんです。
みてくださいよ、この油が覆った茶色スープの一杯。
家系らしさを全面に出したほうれん草、ノリ、ネギ、そしてしっかりとした肉厚チャーシュー。
これが我々の求めた家系ラーメンなわけですよ。
もう、
旨い!!
これで全て伝わるはずでしょう。家系の総本山ですから。
まあまあ、地方ラーメンでも食べましょうや。